段々畑跡の除竹も切り倒すところまでほぼ到達した。枝葉のある先端の処理が手間だが、稈の部分はチェーンソーで寸切りしたので片づけが早い。
これも平坦部で同方向に倒したから楽に出来たといえる。竹を倒した後にはモヤシの様なヒノキがまばらに残っているだけだ。林床は竹の枯れ葉が厚く積もっている。
植林したヒノキが成長しないうちに孟宗竹に蹂躙されたようで、立ち枯れしたヒノキの幼木も多かった。綺麗に片付けてしまうと広場が出現してしまうほどの荒れようだった。
処理しながら東側斜面下の真竹林をみたら中心部に真竹が何もなく、切り払った枝葉の山が見えた。今朝も真竹を採集して軽トラックで持ち帰った人を見かけたが、ここも遂に来るところまできたようだ。維持管理してきた小さな真竹林の半分ほどの面積が、この年末年始で失われた。
昨年は筍の掘り取りが抑制され若竹の成長があって喜んだのもつかの間、ここの荒廃衰退には歯止めはかけられなくなった。こんな現実では落葉樹に植え替える改植という里山保全の方向しか無いように思える。