トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

陽だまり

2010-01-11 | 感じるままの回り道

Photo_8  朝から子ども達の声が聞こえてきて「いつものNPOの活動か?」と思いながら昼になった。

 拠点下の今は冬枯れの草地で、眺めたら子ども連れが食事をしていた。車は三台だったから三家族か…。

 昨年はタンポポの花の咲いた頃に利用していた家族がいたが今年は出だしが早い。冬枯れで何も無いような原っぱだがおっかさん同士はおしゃべり、おっとさんが子どもを相手に遊んでいる様子だった。

 こうやってフイールドを生かしてくれる利用者ばかりだといいのだが、拠点から見下ろしながら会友同士、つい愚痴が出る。

 昨年だけに限っても、植樹したのに持ち去られたり、付近の小さな真竹林は消滅寸前だし、黒竹林も風前の灯に等しい。繁殖養母樹として保護するタラノキや景観を配慮して保育する孟宗竹の保護エリアには杭を打ってロープや柵を設けたが、こういうことが通用しない破壊的利用者には頭が痛い。少しばかり残った山百合は根こそぎ持ち去られたし、市民の享受する姿勢も様々だ。

 愚痴の最後は歌の一節「愚痴は言うまい。こぼすまい。これが男の生きる道」で泣き寝入り!

『枯れ色の原陽だまりとなり集う』

『陽だまりに連れ遊びたる家族等はわらべ父追い母お菓子追う』


寒き風景

2010-01-11 | 小父のお隣さん

 『足冷えて朝餉支度のだんだ踏み』

 『バリバリと踏みし轍の氷かな』

 『澄みに澄む空に染まりし初氷』

 『錦秋も既に枯れ野の霜まみれ』