トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

雨に降られた

2013-08-26 | 水辺環境の保全

Photo  泥水地、トンボ池の水面が水草で閉じられ様としている。ようやく暑さも一段落したから作業を開始したのだが…。

 水面を覆ってしまう水草の大半は「コナギ」で、これが繁殖力旺盛で困る。「田圃の雑草」と言われつつ、早苗など瞬く間に凌駕して席巻してしまう繁茂ぶりなのだ。Photo_2

 ミズアオイも含めて「絶滅危惧種」の範疇に入ったかの話も伝わって来るけれど、おっとこどっこい、そんな軟な植物ではない。今季何度除草したか…

 予報では「降雨は午後から」となっていて、午前でかたが付くと出かけたのだが、半分ほど除草したところで降りはじめてきた。もう、戦闘意欲減退、とっとと退散となった。ズボンも袖もびっしょりで顔も衣服も泥はねだらけだから、雨に濡れても大した事ない様に思えるが、春雨でも道行でもないし、泥だらけで雨に濡れてもロマンが無い。


竹の口琴作り

2013-08-26 | 今日は真面目に

Photo  猛暑で家に閉じ込められている間、手慰みに「竹の口琴」に手を出した。間伐材や徐竹材を生かす意味で始めた木工細工だが、口琴は初挑戦になる。

 日本を含め東南アジア各地に各種の竹の口琴があるが幼児には危険だったり、操作が難しかったりと小生は不満だった。写真下部、アイヌ民族の伝統口琴ムックリは糸が指に食い込んで痛く、音を出すのにコツがいる。

 写真上は東南アジア系の一つだが、細く尖っており危ない。本来の弁形状で試作し音響を確かめつつ、ハイブリットでデザインしたのが下から2本目である。一言で言えば「安全性と操作性」の両立だ。

 振動弁の形状はムックリから、弾き方は東南アジア型から選び、体型はずんぐりさせ、保持し易く弾き易くなった。太い部分を握り、指で弾くだけだから幼児でも簡単だ。伝統楽器も入り口を容易にしないと失われよう。今回の作品は「伝統楽器」とは言えないけれども…。

 材料として使った部材は茶葉乾燥機の簀の子で新品である。シミのある製品だったので返品され廃棄されるのを手に入れた。このシミは磨き出しても残って、未使用品に見えない。仕方ないからラッカー塗料を塗ってみたが、黄色だったから何度か重ね塗りをしないと隠せない。「やれやれ」である。