トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

生竹で加工してみる

2013-08-30 | 今日は真面目に

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 竹口琴を前回は乾燥し枯れた材料を使ったが、削り出しが大変だったから生竹で制作してみた。加工が容易な事はともかく、楽器としての性能が同等に出るかが知りたかった。

 雨の止み間を見計らい、拠点まで出かけ真竹を伐ってきた。材料寸法に切り割り、油を抜くために煮沸する事しばらく、熱湯の表面に油と言うかアクと言うか泡になって浮いてくる。掬い取っても竹の表面にも付着しているから、これは雑巾で拭きとった。常温では固くなって取りにくい。鍋やお玉に付いたものも冷えると硬化してしまう。真ん中の写真が拭き取る前後の竹肌であるが、拭き取るだけの価値は十分にあるだろう。Photo_4

 加工はあっけないほど楽だった。切りだしナイフも楽に入るし、何よりも彫刻刀でも楽勝だったのが、細かい削りが多い口琴の加工には嬉しい。前回の材料は茶葉乾燥機の簀の子の部材で、油抜きも乾燥も十分な材料だったが、竹は乾燥すると硬くなる。

 問題の楽器としての性能だが、全くの生竹にもかかわらず十分な振動と音が出た。乾燥してからどう変化するのか不明だが、物理的理由で、より高音が出てくるのではと期待している。


納涼会か暑気払い?

2013-08-30 | 小父のお隣さん

Photo_3  暑い盛りはアゲハの吸水行動が多々見物できる。今年はことのほか暑い夏なのだが、例年より吸水するアゲハの数が少なく、半数以下である。

 今年は多くても数匹、ちらほらといるだけで、少々寂しい納涼会だ。いつもの事ながら、吸水する範囲は狭く、一面に濡れていても狭い範囲に集中する。写真の黒いアゲハは同種ではないだろう。どちらも黒いけれど翅の輝き方が異なる。Photo_4

 帰り際にいた一匹、これも黒いアゲハだったが、尾状突起が無いからナガサキアゲハだろう。ナガサキアゲハでなくとも欠損して、紛らわしい個体もたまには出現する。この夏は、アオスジアゲハの集団吸水は一回も見なかった。