トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*温故知新

2016-01-11 | 大震災
 わたつみ浪で歌う結露も凍る夜やなみだ
       櫓の声波をうつて腸氷る夜やなみだ   芭蕉

 死にもせず仮設の果てよ申の年
       しにもせぬ旅寝の果てよ秋の暮     芭蕉

 仮設ゆえ幾つも追われまた初日
       鶯のいくつも捨て初音かな       櫓玄

 古里と忘るる雪の原続く
       降るをさへわするる雪のしづかさよ   素檗

 行春や生者瞑目浪の音
       行春や選者をうらむ歌の主       蕪村