トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

処理木の活用

2016-01-22 | 水辺環境の保全
 断水復旧作業でストレスだった倒木を処理し丸太となった材を谷止工を施した場所まで沢を曳いて上がった。たかだが長さ6尺足らずでも直径が30㎝近くともなると結構な重量でロープを掛けグイグイと曳いても40~50㎝程度がやっとで、3本曳いたら汗が滲んできた。
 谷止工で丸太を固定した部分も3カ月の間に丸太の下が抜け、土砂の流出が始まっている。取水部でなければ放置するのだが、河床が下がると取水できなくなるから、この部分の河床のレベルは維持しておく必要がある。
 と言ってみても当座は降雨の見込みがなさそうだし、出水がなければ流れた着いた土砂で河床の高さが戻ることもない。その一方で丸太を抜けたところに横たえた事で「さらなる河床の低下は防げるだろう」と甘い希望的観測がある…。
 保全作業で希望的観測がかなえられた体験は無いのであるが煩悩には負ける。