
作るまでもないものの、背の出っ張りは少々危惧がある。厚めに丸めにを心がけてみたけれど懸念は晴れない。
また、この出っ張りが加工仕上げし難い事、甚だしかった。滑らかな曲線面を表現したかったものの研磨し難く、結局は手や腕、肩が痛くなって放り出してしまった。道半ばでステゴサウルスでチャンチャン、なんて訳にはいかない。全種類完成し時間があれば手慰みで磨きを掛けよう。
動きは偏芯輪で左右に身体を揺する。ありふれた装着法でも、それらしき雰囲気は出たと思っている。当初、塗装は「蜜蝋ワックス」を使用したのだが、塗布効率が悪く発色や表面硬化も思わしくない様に感じて「荏胡麻油」塗装にした。
やはり液状の塗料は塗りやすいし、何よりも塗装感がある。ホワイト材は写真左の一体だけだが、柔らかいから表面硬貨の作用もある油剤は助かる。残りの三体はヒノキ材を使えた。オイル仕上げすると色の違いが出てくる。ホワイトよりヒノキの発色が好みである。
ネックは酸化し色焼けを起こす事だけれど、玩具であるから問題なし。何よりも食品である事が、舐められる可能性が高い幼児の玩具に於いては安全面で安心だ。
プルトイの主力は「恐竜」で数を揃えたものの、多くの時間は「魚」に費やしている。もう「負けられない、止められない」の…、これって「ストーカーまがい」か「執着心」そのものに思えるのだが、ましてや試作に次ぐ試作で使えないストックは増えるばかり、ストイックは遺憾と反省はするストーカーでなく不良品たまる一方のストッカーか…。