トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

越冬前の生存確認

2017-11-13 | 小父のお隣さん
 水温が低下する前に実施しなければと思いつつ玩具作りで先延ばしになった二枚貝の生存確認をようやく実施できた。
 マシジミは水切り籠にまとめて水底に置いたので籠を上げ砂を掻き起こせば分かる。暑くなる前の砂泥清掃の時には10枚はあったように記憶しているが8枚しか見いだせなかった。あまり丁寧に掻き分けもしなかったからでもあるけれど、池で産まれた個体は初夏より倍近くの大きさに育っている。これで「幼く弱い期間でも生活出来ている環境にある」事が判明した。
 この個体らは昨年産だと思っているけれど、シジミが成長する環境でカラスガイが育たなかったのが何とも残念である。慰めにもならないけれど今夏、多発した猛暑日の影響で水温が不適切だったかもしれん。

 もう一種のドブガイは熊手で水底を掻いた。二枚だけ触れたから水中から上げ撮影したけれど、とりあえずの異常は見られない。総数5枚は投入されていると記憶しているものの深く潜っている個体を顕わにするため、水底をコンクリート面まで掘り起こす事はしなかった。数より生存確認なのだ。

 一方、二枚しか触れなかった事に懸念もある。盗まれた可能性も排除できないからだ。カラスガイを投入した時期に、貝の幼生が寄生する相手にドジョウやヨシノボリだけでなくオランダ獅子頭を二匹もいれたのだ。
 この二匹は投入時から水面に上昇する事無く水底の物陰で活動していた。池の上には防鳥ネットを張ってあるからサギ類ではない。忽然と消えてしまったのが何とも怪しい。そんなことで金魚もドブガイも盗まれた可能性は消せない。
 繰り言はともかく、次は八重桜の頃に確認である。

           マシジミはこれだけ    ドブガイ二枚