トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「最後の炎」

2017-11-23 | 小父のお隣さん
 昼前になり雨も上がって暖かい感じ、小春日和とでも言うのか穏やかな午後になった。最高気温は18℃で意外に暖かくなったと言って良いだろう。

 水見回りもトンボ池以外は山の影に入ってしまった時期なので、足元も悪い事もあり泥水池は省略しトンボ池だけ見に行った。もう「水見回り」と言うより「トンボの見納め」の確認みたいなものである。
 意外な事にオオアオイトトンボが多数群れていて交尾をしているカップルも数組見られた。経験的には交尾は集団で行う様な印象がある。以前、枝に産卵していた時も群がっていたからだ。その時は池に張り出したツリバナの枝だったのだが既にその樹は枯れ、今回は池の端の実生のコナラに集まっている。
 もう一方のマユタテアカネは数匹見ただけで、今日はオオアオイトトンボのてんこ盛りである。まあ、姿を消す前の合コンと言うか集団結婚とでも言うべきか、最後の炎を燃やしている、そんな感じだ。

辺境部の刈り払い

2017-11-23 | 今日は真面目に
 玩具作りから解放され、ようやく里山保全作業に向き合えるようになった。前日から放置部の刈り払いを始めたのだが少々筋肉痛が発生している。自宅軟禁状態だったから仕方がない。

 作業区域は保全活動区域の最前線で、なかなか手入れが行き届かない部分なのだが植栽した樹木もあるし実生で養成中の樹木もある。何よりも、ここまでは刈り払いをしていないと猪のお宿になってしまう場所なのである。

 カヤネズミの生息圏でもあるからとススキの大株を残していたのだが、周囲が草深くなるとススキの周りは丁度良い屋根付きの場所になってしまう。今回も二か所ほど寝床が出来ていた。見通しが効く様にしておかないと「いらっしゃいませ」のおもてなしである。
 カヤネズミに宿を与え、猪には与えない、なんてやり方は「酷い!」と言う向きもあるものの、そういう輩は汗水流さないし環境や農作物の被害に頓着はしないものだ。

 意図してススキを温存するにも場所を考えねばならず、平坦部でなく急な斜面や崖の部分に一株ずつ点在させる必要がある。カヤネズミには傾斜地も崖地も気にしなくて良いのだから。

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