トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

沈泥池の泥浚い四日目で一応の終了…

2024-10-20 | 水辺環境の保全

 沈泥池水域の泥浚いがようやく終わった。とは言え水面を出した程度で水面の下にはもう一浚い出来る泥の層があるけれど「とりあえず終了として」他の水域の手当てに移りたい。実際はもう一度、仕上げの泥浚いを行うべきなのだが、既に浚渫土の壁が高くなっていて作業がやり難い。ここで四苦八苦するより他の水域の手当てを優先した方が全体最適化には役立つのである。

 そんな事で四日目にして作業は終了させた。他の水域内の除草を済ませ水面を露出させておかねばトンボ出現期最後の産卵行為に支障が出て来るから秋たけなわではあるけれど水域内の除草が最優先だ。「除草」と表現すれば邪魔者扱いに聞こえてしまいかねず除草部分を頼りとした生き物も多いのであって、実際の目的は「水面を開く」事にある。隣り沢の取水堰の発掘も最大の懸念事項であるもののご老体はひとつだけで分割する訳にもいかず、折々の優先事項を判断しつつ作業をし続けるしかないのが姥捨て山なのだった。

 現在の作業も足場の悪い環境で終始「踏ん張る」事が必須なのでおっつけ膝に負担の影響が出てくるはずだ。環境も身体も「復旧可能」な範囲に維持管理する事の大切さ重要性を日々、身をもって体験し体現する人生の夕暮れ時でもあるのだった。「枯葉よー」が「孤爺よー」に重なる。