ようやく泥水池のある棚の草抜きが終わった。水域内のチゴザサやアシカキなど、匍匐性でランナーを伸ばしつつ株を大きくしていくタイプなのでコナギみたいに簡単には済まない。手抜きで元株を握ってしまえばある程度の広がりを排除出来るものの、節毎に発根して成長していくのでそれだけ手かきを多くせなばならない。特にアシカキは全草に細かいささくれがあり肌に触るとヒリヒリする微細な傷を発生させるし絡んでくるし厄介なのはこの上も無いのだった。
そこで四本鍬を打ち込んでユサユサと摺動させ根付きを緩ませつつ掻き集めて陸に上げる事を繰り返し行うのだった。水域内では脚を捕られやすいし陸に上がる位置は何処でも今までの泥浚いで高くなっていてウントコショ、ドッコイショの手太楽、その上、今回の集積はフジバカマが全滅した範囲の嵩上げを行いつつ処理する事にしたので掻き曳いて上げた泥土と根茎を引きずって並べていくのだった。まあ、黙々と行うしかない作業で、ようやく泥水池の在る棚の除草が終わったのであった。さすがにくたびれて一日の休みを入れるのだがワクチン休みになるのでもあった。