胸腹をながれる汗をかんじつつ木陰で荒き息つぐ残暑
土堀りをおえて途につく上り坂息は絶え絶えへたりこみたし
ズボンさえ絞れる汗をだした身は底無しなほど麦茶を飲めり
にょろにょろと喉を落ちゆく温き水末期ならずも甘露法悦