トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

奥の院のネザサ刈り

2024-12-26 | 今日は真面目に

 この日は今期初霜、初結氷の日となった。肩を冷やすとピリピリ痛みに変わるので湿布して懐炉も発熱下着に貼っての入域である。すり鉢状の底の部分は済ませたからこの日は斜面のネザサ刈りとなる。ネザサが優勢の植生なのでほぼ地際からネザサを断つつもりで刈り払い機を動かす。ネザサと同居しているのもフユイチゴであるから早春に開花する草本は少なく気楽に刈り払いを続けられた。ところが燃料もまだあるのにエンジンが突然と停止してしまい始動させようとしても始動しなくなった。

 原因不明でとりあえず調べてみたら気化器がグラグラしているのだった。これではガスを吸入する前にシリンダーに空気が入ってしまう。恐らく入域途中で落ち葉に埋もれた枯れ木に躓いて倒れた時にゆるみが出たのだろう。転倒しても両手に刈り払い機とガソリン缶を持っていた事もあって防御の反射も出なかったため頭部と左ひざ強打したし刈り払い機のハンドルも衝撃で周ってしまったのであるから4本のビス止めである気化器部分が動いたとしても不思議はない。

 結局、六角の持ち合わせも無かったのでこの日の作業は中途半端で撤退したのだった。マキノキなどの大径木を伐採し明るい斜面にしたときに夏ミカンの樹4本を残していたのだが翌年は葉数が増加せず貧弱な姿のままで二年目には少しだけ葉の量が増して三年目には太った実も収穫出来て、密やかな楽しみの果樹だったのに今期は姿が無い。刈り払いしながら確認できたのは全て枯れて倒れていた。今夏の暑さで枯れたとしてもまだ立ち枯れ状態だと思うのだが、どなたかが伐採した可能性もある。

 まあ、疎林のまま低草池として維持しておけば早春の草花には事欠かなくなった場所だし、猛禽類の狩場にもなりそうだし、でもフクロウの巣箱を取り付けるのは断念したままますます難しくなっていく。

     

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