大晦日から三が日はプリンターインクを購入に出かけただけでほぼ逼塞状態だ。屋外でやるべきことは多々あるけれど右肩の不具合が続いている状態ではそうそう冷やす訳にもいかない。それでも4日となれば世間様では仕事始めでもある。いくら毎日が日曜日かつ日々是平日の孤爺であっても布団を被っている訳にもいかないのだった。何よりもフイールドの送水量が気になる。そこで「測定だけなら・・・」と準備して出かけたのだった。
フイールドの草地は降霜し水面は氷結している。いの一番に吐水口に行ったのだが頼みの水は出ていてホッとした。吐水量を量ると21ℓ/分だった。一応は安全圏であるけれど、そもそも水源地の河床は砂礫で1mも覆われてしまい取水堰の位置すら判明していない現状では「何とかしなければ・・・」は喫緊の課題なのだが10月初めに担当課は現地視察したっきりで音沙汰は無し。現在の吐水は堆積した砂礫層を浸透している水に依るのでいつまで持つのか予断を許さない。
水量は減少傾向にあるから送水管内に堆積した砂泥は排砂バルブの操作で排出可能だけれど、急激な陰圧が砂礫層の隙間に作用すれば砂泥を誘引し目詰まりする可能性も捨てきれず、安易に排砂バルブの操作は危険なのである。現状、安定して透水している砂礫の隙間に砂泥を吸い込ませるのは愚の骨頂だろう。結果がどう出るかは判断できない現状では水源地取水升の掘り出しをせねばならないだろう。行政は「災害復旧」と言えど関心は持っていないようだし。フイールド環境の死活問題としても業務には全く影響ない分野だし、孤爺が老骨に鞭打ち、痛い肩に鍼を打ち湿布を貼り懐炉も貼って作業するしか無い!、と腹を括らねば水域の首を括る事になってしまう。