トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

グリとグラは自助具である⁉

2021-10-03 | 感じるままの回り道
 いいえ、「グリとグラ」は童話である。さて台風の余波で雨降りお憑きさん、ステイホームを観念し朝食後はリベンジの「二八栗テラ」を作って時間つぶしをしてみたものの午後は丸空きなのであった。まあ、世間的には丸秋で間違いないけれど、だからと言って孤老の心の隙間を満たす訳には繋がらない。雨降りの秋はことのほか寂しく飽き易い。
 
 そこで腰痛も続いている事だし、少しは自助具も作ってみようかと痛い腰を上げた。まずはテラノサウルス頭部骨格模型を作った端材、ヤナギ材を木工旋盤で加工してグラグラを試作する。端的に言えば指圧棒なのだが、腕の力で押すとなるとテニス肘やン十肩が切ない。これでは踏んだり蹴ったりと同じ事に間違いなく「自助」行為でなく「自傷」行為になってしまいかねない。

 でもって、起上り小法師風のバランスに作り立位でグラグラ指圧できるようにしたのだ。柱と身体の間に挟み握ってグラグラするも良し、身体を押し付けながらグラグラさせるも良しで、単なる指圧棒より楽になったのは間違いない。
 カベの華になったつもりでくねくねと身体を動かせば、洋画のシーンでよく見かけるポールダンス風であった。まあ、お爺がポールダンス風に腰をくねくねさせていても「キモイ!」と言われるのは十分理解はするけれど、本人は「キモいい!」のであった。

 もう一点、グリグリはテニスボール二個を袋詰めにして仰臥して指圧する自助具である。廃棄した作業衣から生地を調達しミシンで袋縫い、ボールを収めて手縫いでかがり縫いし閉じて完成した。
 早速、埃だらけの床に仰臥し床との間に差し込みグリグリとやってみた。これはボール一個の時より安定感があるし位置がずれる事も無く操作性がまして快適に行えたのだ。リラックスタイムに少しだけ行えば「気は心」と言われようがすっきり感がある。これこそ自助なのであろうて。
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 「グリとグラ」と聞けば大方は童話を思い起こすであろうけれど、小生的には痛みで切ない時の助け舟であった。これにお灸と湿布を加えて腰痛と肩凝りを乗り越えるのだ!。イーヤ、肘痛も加えねばならないのだが、この道具は肘には無力だ。

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