トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

吐水量は当然減少中・・・

2025-02-17 | 小人閑居して憮然

 先日、ニホンアカガエルの産卵数を数えるのに先立ち「ついでだから…」と吐水量の計測もした。測定値は16ℓ/毎分と出た。前夜に降雨があり取水地の流水量も多少は増したはずで「あわよくば伏流水も増加!」と「獲らぬ狸の皮算用」ではなく「触れぬ伏流水への横恋慕」で妄想逞しくしてみたものの伏流水は増すはずも無いのである。降雨で流量が増せば砂泥の粒子も多くなる。そんな伏流水が通れば砂礫の隙間は詰まっていくだけが道理であって常識でもあろう。まあ、てなもんや三度笠ならぬてなもんや三度計測したところで吐水量は増水していくはずもなく、三度目の正直も全く不変で揺らぎない確固たる数値だった。当ったりまえだの計量カップ・・・。で19日に担当課から排砂バルブの交換用の新品を持ってくる予定がある。

 この時にバルブ軸が折れて使えなくなったバルブと交換するけれど継手を外すから結果として送水管内の排砂作業にもなってしまうのだが、この陰圧下で砂礫間に更に泥土が詰まる可能性が発生する。送水管内と取水升の排砂になる結果だけとは考えられず恐ろしい。ましてや取水升の維持管理が出来ない今後では「砂礫を通過する伏流水が泥土で止まる」事態は目前だし、こんな折りに新品のバルブに交換しても「仏像作って魂入れず」なら良い方で、かの昔、イタリアの教会だったかで名画の修復を近所の婆さんに任せとんでもないキリスト画になってしまったニュースがあったが、おんなじになりかねないかも。

 とは言えまずは取水環境の確保なのだが孤爺にはどうする事も出来んわい。お釈迦様が言った「君よ嘆くなかれ証券御恩皆喰う」いいえ「照見御蘊皆空 度一切苦厄 孤爺よ 色不異空 空不異色」もう般若心経の世界じゃあで、孤爺の業は水域に多くの命を溢れさせて干上がらせる大罪を犯す事になった。。。来世はきっと干上がりにおびえる泥中のユスリカに生まれ変わるのだろうか・・・。世間はバレンタインデーだったと言うのに苦いビターチョコを自分買いしてお抹茶と共に噛みしめた孤爺であった。

       

 


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