トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

大寒群泳!

2024-01-23 | 小父のお隣さん

 今冬になって、と言うより年が明けてから数日だけだがタナゴの遊泳する姿を見ている。と言うのも寒中に姿を見たことはかってない事なのだ。撒き餌を与えれば寄って採餌しているし、そもそも餌が欲しくて隠れ場所より現れたはずなのである。経験内だと水温むお彼岸頃にようやくポツポツと姿を認めるようになるのが通例だったけれど、やはり異常気象の結果なのかどうか・・・。

 人工餌を与えずとも池内の藻や微生物で餓死はしないだろうがウオータークリーナーを稼働させているので水が澄み過ぎているきらいはあるから給餌は欠かせない。産卵用母貝は野池で養生越冬中だけれど今期の底砂は軽石砂に替えてみるつもりですでに用意をし水槽内に沈殿させている。軽石成分は沈降し難いので新しい軽石ではなくある程度は水中に晒し中和させつつ微生物を侵入させて比重を上げたい。この事で今までは魚溜まりの川砂の中で産卵期だけ生活させていた母貝を、引き上げ管理しやすい育苗箱を使った砂箱に替える。これで夏場、避暑池に戻す時の確保が楽になる。

 今までは魚溜まりの川砂の中で自由に潜っていたのを引き上げやすい箱内飼育とする事で探す手間も見失って餓死させてしまうリスクも減らせると思ったからである。軽石砂の比重は小さいから二枚貝自体にとっては「身の置き所感減少」という感覚を与えてしまう事になるものの、昨季も避暑池に移す際、大きな1枚を取り忘れ餓死させてしまった。二枚貝が入っている池でウオータークリーナーを稼働させると水中の餌を減少させる方向にも作用するから貝用の給餌も欠かせず「すべて引き上げた」と思い給餌をせずにいると数カ月ほどで餓死する様なのだ。今期は曝気だけでウオータークリーナーを稼働させない環境で産卵期飼育する積りだから、これはこれでリスクになるなあ。

 今期、タナゴの繁殖は出来るだけ自然状態での繁殖に近づけたいので池の中の藻場も増やしている。藻は金魚藻を増やしたかったけれどカワニナの大好物の様で成長する前に全て食い尽くされていく。ペットショップには外国産の藻もあるけれど基本的には国産種で環境を整えたいと試行錯誤しながら定着したのがマツモだった。しかしこれの繁殖力は強くて夏場は間引きしなければならないほどの繁茂力旺盛さを示す。仔魚が現われる頃の繁茂量は今期の課題だ。クリーナーを稼働させなければアオミドロの抑制は出来ないし、稼働させれば仔魚が吸い潰される条件になるし、安定環境までには紆余曲折の予感が大である…なんである。

     

     


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