トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

春が来た来た、春が来た!ウグイス、キタキチョウ、キアゲハ、モンシロ・・・

2025-03-02 | 小父のお隣さん

 今日2日、昨日より気温が上がり22℃を記録したが午前のフイールドは20℃程度だったのでは無かろうか。「気温が上がる」との予報で春時間で出かけて取水堰発掘現場は8時半頃に到着したが、既にウグイスが鳴いている。初鳴きと言うか恐らく昨日の気温下でもさえずったはずだろうから初聞きと言った方が正しいかも。作業中にSさんから電話があって「フイールドにS先生と来ています」との事だったから小一時間ほど作業を行ってから向かった。何と言っても昨年11月以来である。まあ、お互い高齢者でもあるし冬期の姥捨て山など観察対象などそうあるはずもなくまあ、言わば越冬していたと言えるだろう。

 それはともかく姥捨て山フイールドを周れば吐水口の水溜りにはマルアメンボが5匹浮遊していた。S先生によれば「珍しいアメンボ」なのだそうで、小生は水域に大小取り交ぜて数種類のアメンボが観察されるのは日常茶飯事でもあるから「アメンボ」で通してしまう。飴んぼは喉を通すが・・・。水中にはニホンアカガエルの卵塊上に多くの羽化した幼生?が固まっている。ここまで生育すると拡散していくのも近々だろう。ちなみに卵塊が初観測されたのは2月3日で一部の孵化は2月27日に観察している。まあ、一挙に進んだのだと言えるかもしれない。

 しかし取水堰埋没の結果送水量が低下の一途で既に卵塊上部が空中に出てしまった池もある。このままだと大量死の可能性が高い。ニホンアカガエルは絶滅危惧種の類いで近隣にも産卵場所の情報は少ない。「生態系保全」なんてデスクワークの空論で保てる訳はないのだが、それが仕事なら楽だなあ、とバックヤードの黒子作業員は切に嘆くのである。希望的観測としては今夜から降雨の予報だからしっかりと降って欲しいものだし山火事鎮圧のためにも切望する。ホント、雨乞いで本当に降るならスッポンポンで踊るのも厭わない孤爺である。

 さてチョウ類はキタテハ、キタキチョウ、モンシロチョウが飛翔する姿を見せた。残念ながら撮影出来たのはキタテハだけだったのだがセントウソウだったか白い小花が開花している。ツマキチョウの食草にもなるとの話だったが名前が違うかも知れない。もう、聞いた先から忘れていく。ここまで季節が進むとツマキチョウやテングチョウの出現まじかなので目配りしたいけれど主戦場は災の河原の砂礫掘りなので今期は初出現日を見逃す可能性が大きい・・・。

     


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