トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ようやく安心数

2025-02-14 | 小父のお隣さん

 大寒波が去り温かさが戻った朝になった。最低気温は6℃台で日中は15℃予想も出ており久しぶりにフイールド作業、予定では水源地で導水堤に使う大木の伐採だったのだが風が強くて作業は諦め6日ぶりに水見回りに行く。最大の関心事は「ニホンアカガエルの卵塊数」だった。

 昨季2月7日の記録では「卵塊数124」とある。今期は1月末では零であって例年なら二桁台に達している数値だけれど今期、初めて確認したのは2月3日に1卵のみである。ニュースなどを総合すると「1月末には開花する桜の早咲き種」の開花は例年より10日ほど遅れていると言うのがほとんどだったのでニホンアカガエルの産卵も10日ほどは遅れても「普通」の範囲に入るだろう。そんな希望的観測をしながら水域を確認していった。珍しく二つ池に卵塊があった。産卵が見られるようになった当時は人気の産卵池で、孤爺も意気に感じ産卵場の環境形成にこれ努めたのだが次第に下流域の泥水池やトンボ池に移っていった。

 今回も棚田部や泥水池にそこそこの卵数が見られたけれど筆頭はトンボ池の北側畔である。見事にまとまって産卵してあった。言うまでも無くこの範囲は冬至の頃でも日照が届いていてアズマヒキガエルも好んで産卵しているまあ、産卵好適地なのである。で、この日の卵塊数は61個を数えたのだった。二月の中旬では例年なら産卵は終わっている時期だけれど産卵数を昨年度と比較するともう少しあるのではと期待している。一方では卵塊は小振りの物ばかりで小首をかしげる状態だった。昨年、一昨年と卵塊数は三桁を記録していたから若い個体が増えたのかどうか知る由も無いのだが、今夏までには水域は干あがる見込みで、なんとも複雑・・・。


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