トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

真竹の除伐

2023-02-17 | 今日は真面目に
 マキノキの列植を間伐し段々斜面に光が届くように設えたけれど真竹が侵入して草本の維持管理が面倒だ。そこで段々2段分の真竹やヒサカキなどを除伐して歩きやすいようにした。地面に光は届くようになったから草本の勢いはつくはずで、そうなった段階で「選択的刈り払い」を行い植生調整をする算段である。

 真竹は切り取って集積場所へ運んだものの枝は外してないし稈もそのままの長さなのである。稈の一部は杭として利用するけれど大半は侵食溝へ集積して朽ちさせる。作業が終った範囲を眺めれば陽光も届き明るくなってそれだけでもそぞろ歩きがしたくなる雰囲気が出て来た。まあ、孤爺の独り歩きではジョウビタキが「送りジョウビタキ」をやってくれる程度のものだけれど、それはそれで心が馴染む。まあまあ、姥捨て山の孤爺であるだけに小鳥でもトンボでもカエルでも「寄ってくるのは蚊でも良い」というところだろう。

 トレイル脇で連日の作業だったから黙って通り過ぎていた親父さんが今日は声を掛けてひとしきり話して去ったのだが、その折「山の中を散歩していると誰もいないし話がしたくなる…」と漏らした。その心持よーく分かるのだった。
 林床の片付けも済んではいないものの眺めてみれば気持ち良い林間になってきた。時折入域するX氏によれば「昨季はサンコウチョウやらウオッチングを楽しませてもらいました」との事だった。が、小生の目論見は猛禽類の営巣なので今後は林床の獲物を増やす算段が必要だ。

 まあ、それはともかくとしてトレイルから垣間見れば「何やら山姥⁉」と見えなくもないだろうが孤爺は孤爺で山姥ではない。それで思い出した。スダジイやツブラジイなどの木の実が欠けている林床なので特に喜ばれると言うマテバシイを植えなければと腹に一物、股間に一物あるのだった。
 ただ植樹してから実を落すまでには10年は要するのが難点だけれど「待てば海路の日和あり」なのだろう、と言うより「マテバ鼠に日和あり」で…チュウチュウタコカイナ・・・。

 



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