トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

底砂の洗浄

2017-08-10 | 水辺環境の保全
 底砂陸揚げ ➡  洗浄前 ➡  洗浄後

 理想とは程遠くカラスガイの絶命が相次ぎ傷心の小生なのだが、暑さに逆らって底砂の洗浄を実施した。馬力のあるドブガイも投入したしドジョウもいれたから砂泥の撹拌は大丈夫と思っていたのだが砂泥の底部は酸素不足で黒色だった。
 昨年、砂泥を投入する際は十分に洗浄しておいたけれど1年も経過すると落ち葉などで有機物が堆積する。これがガスを発生させ酸素不足の要因にもなっているだろう。

 ガラスガイの絶命は仕方ない事としても、小生は底砂の洗浄で絶命したくないからウオータークリーナーの電源プラグは抜いておく。
 膝まで水に浸かり、濁りで見えない水底から笊で砂泥を掬い上げる。総量は13号鉢3杯、概算で60~70ℓあっただろう。13号鉢の容量は25ℓとネットで確認したが、当初の投入量は川砂2袋、珪酸白土大袋1袋、泥水池の底土10ℓ前後だったので、大きな相違は無いはずだ。

 洗浄の最初、大きな平鉢で行っていたのだが水が澄んでこない。そんな時に少年時代に読んだ漫画、弁慶と義経が寺でご飯粒から糊を作る競争をした時の話で、弁慶はすり鉢で擦り、義経は馬鹿にされながらも一粒一粒潰して糊にして、結果として義経が勝ったという筋だったのを想い出し、20㎝のバケツで洗浄してみた。
 これがうまくいって、とりあえず1/3を洗浄できた。この部分は微塵を抜いてないので、残りは微塵を抜き投入する。まあ、漫画でも半世紀も経って役立った…という与太話である。

 今回の底砂洗浄で「ラッキー」な情報も得られた。それは昨春にカラスガイと共に投入したマシジミの拙宅の池で産まれた稚貝が現れたのである。求めていないカワニナの繁殖は支障ないがカラスガイの稚貝は見ていなくとも、マシジミの稚貝が育ったという現実は一筋の光明でもある。
 暑い最中、西日を受けつつ作業をした小生に電撃が走った一コマだったが、勿論これは感電死しない電撃なのである。作業後に飲んだ冷えたヨーグルトのなんと美味しかった事か。
 もう、よう出る事など無くなったヨーデルの一声でも出したい心境だったもののパトカーが横づけでは近所迷惑だからやめた。

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