トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

萌えて錦春

2009-04-03 | 小父のお隣さん

 フイールドに生き物の姿や音が溢れてきた。青草の有る所には越冬したバッタが姿を見せているし、姿の確認は出来ないものの水辺や林内に蛙の澄んだ声が響いている。

 少しづつでも身体を慣らそうと丸太の皮むきをしてみた。そこそこ可能だが回したり引いたりは無理があるようにも思えた。

 目を転じて周囲を見渡せば、錦秋にも劣らない錦春と言うべき色合いが目に入る。八重桜が散れば後は新緑のまぶしい季節になる。緑がこんなに多様だと毎年新鮮に感じる頃になるだ。

 秋とは異なり、手の平一つ大の面積の中に「萌え」と言うべき息吹があるのが嬉しい。秋葉原の「萌えーっ」より何ぼか癒されるのだ。 

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水は温み桜満開

2009-04-02 | 小父のお隣さん

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 先日、漏水で干上がりかけた溜池のヒキガエルの卵塊が気になり見に行った。とりあえず水漏れは止まっていて、通常水位まで戻っていたから一安心だ。

 卵も孵化して身体を寄せ合っていた。メダカも活発に遊泳していて、静かに見ていると童謡にあるように「スィースィー」と泳ぐ。

 近所の土手の桜も満開となった。菜の花と桜を撮りたかったのだが、花冷えで開花が遅れてやきもきしたがどうにか間に合い、一カット撮影できた。

 菜の花の香りは好きだが、暖かい日差しの元では頭痛を感じるくらい強烈だ。葦原を刈り込んだからカルガモのつがいは減ったが、今日は一つがいだけ採餌しているのが見えた。


ナミテントウ

2009-04-01 | 小父のお隣さん

Img_0042 Img_0044  日帰り温泉施設の窓際にナミテントウが群がっていた。きっと越冬から目覚めたのだろう。

 二紋型、斑型、四紋型、紅紋型と四つのグループは確認できたが、その中には橙色と黒のタイプは一匹も見られなかった。理由はわからない。

 先にも書いたが、休憩室で壁や床をなめるように眺めて写真を撮っている人物は明らかに「挙動不審」で、その場にそぐわないのだった。ジッちゃん、バッちゃんだけだったから通報されなかったのかも・・・。

 予報どおり雲行きが怪しくなったので早めに帰宅したが、これは決して逃亡したのではない。ちなみに帰宅直前には雨になり、その後は久しぶりの雷鳴が轟いたのだから「帰宅を早めた」判断は正しかったのだ。

 山桜の個性豊かな色合いと柳の芽吹きが美しい山里の風情でした。


湯治でもするか

2009-04-01 | 何よりの楽しみ

骨折してようやく一ヶ月が経過した。まだ仰臥位では軋みが感じられるから夜は上体を起こしたままだ。

 急がなければ何とか動きは平常に近づけるようになった、ので、思い切って山間の日帰り温泉まで出かけた。昼食を挟んで二回入浴のつもりだったが、雲行きが怪しくなったので昼を食べて帰路につく。 自宅近くまで来た頃に雨が落ちてきた。

 浴場は「今日は空いている」と常連さんに言われたとおり、ゆったり出来たが、空模様は予報どおりで早々の帰宅となってしまった。

 休憩室にナミテントウが群れていた。郷里の縁側の戸袋にバケツに入れるほど群れていたのを思い出した。

 久しぶりに眺めてみたがそれぞれ個性的でおもしろい。壁のあたりを舐めるように覗き込んで写真を撮っていたら休憩室が静かになってしまったから、そこまででおしまい。

 山菜ソバを食べて、おやつにヨモギ饅頭と柏もちを買った。ソバは大変おいしかったが、具とツユが物足りない。ツユは小生のほうがおいしく作れる。

 途中の山肌に山桜が随所に見られた。全て自生の実生株なんだろうが、風情は素晴らしかった。手入れをすれば全山、格好のスポットになるだろうに。惜しい。

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