京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 



「新京極」「寺町京極」といえば思い出すのが
修学旅行、夜の自由行動の定番でしたが
今週はこの二つの京極のお寺やお店を中心に載せてみたいと思います。

まずはこちら新京極通りと蛸薬師通りの交差点にある「蛸薬師堂」さんです。
正式には「浄瑠璃山林秀院 永福寺」と言い
”京都12薬師の第12番札所”にもなっているそうです。

このお寺は昔ある僧が重い病気になった母の為、好物の蛸を食べさせたいと
蛸を箱に入れて買ってきたが、僧が蛸(生物)を買う事は禁止されていたので
不審に思った人達がその箱を開けさせたところ
蛸は8本の脚を8軸の教典に変身させて瑠璃光を放ち
それを浴びた母親は全快したということから、この寺を「蛸薬師」と呼ぶようになったそうです。

タコやイボに効く他、「諸病平癒」「心身健全」「安産子宝」と
色々なお願い事を叶えて下さるそうです。
中央右下にある木彫りの”なで蛸”さんがありました。

弁天様の御神水、薬師の水は龍の水で体を清めると
病気が消えたという昔の言い伝えがあるそうです。



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京都の観光名所としてすっかり有名な「新京極」ですが
最初に出来たのは「寺町京極」のようです。
元々”京極”(きょうごく)の”極とは”端”という意味で
北極、南極と同じく京都の端という事だそうです。

平安京の頃に都の最も東にはしる南北の通りとされたのが
この『寺町京極』(寺町通り)のようです。

豊臣秀吉の頃にこの通りに多くの寺院を集めた事から
”寺町通り”と呼ばれるようになったそうです。

その為、この通りには今でも数珠屋さんや
仏具屋さんがあり昔の名残を感じることが出来ます。

寺院が集まる寺町通り周辺には縁日や見世物等
沢山の人が集まる場所になり
やがて通りの東側にもう一つの通りが作られ
それが明治5年に「新京極」として誕生したそうです。

更に詳しい説明はこちらのサイトでご覧になってみて下さい。



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