昨日、会社の友人と2人で運命の力(初日)を見てきました。大感激とはいかないまでも
十分に満足できる公演でした。
前回の"ドンカルロ" 同様イタリア人歌手は不在ですが、今回はヴェルディらしさをとても
堪能できました。指揮者のマウリツィオ・バルバチーニ(イタリア人)の劇的な音楽作りに
よるものでしょうか。東京交響楽団も尻上がりに調子が出て、合唱も素晴らしかったです。
エミリオ・サージの演出は、時代を20世紀に移したとパンフレットに記載されていましたが
非常にシンプルで自然に受入れることができ、そのおかげで歌と音楽に専念できました。
特に4幕の幕切れはとっても感動的でした。
歌手は、レオノーラを歌ったインドラ・トーマスが白眉。若いにもかかわらず、余裕を持った
丁寧な歌いぶりで声量も十分。4幕2場の”神よ平和を与えたまえ”には感激しました。
拍手もこの日一番です。今後とっても期待できるソプラノでしょう。
女性陣では、プレツィオジッラを歌った林美智子も素敵で、美しい歌声がこの暗く切ない
オペラに安らぎを与えてくれました。
一方男性人では、ドン・アルバーロの水口聡が、リリコスピントの力強い歌唱で印象的。
高音で声が荒れてしまうのがやや気になります。一方、ドン・カルロのウラディミール・
チェルノフはいま一つ。イタリア的な端正な歌唱は好感もてましたが、父の仇を討つために
復讐の鬼と化す激しさと劇的な表現がもっと欲しかった。
その他、グァルディアーノ神父を歌った妻屋秀和はおなじみの脇役で今回も貫禄十分。
フラ・メリトーネの晴雅彦も熱演(ちょっとやりすぎ?)。
今回ご一緒した会社の友人はオペラが初めてで、とても圧倒されていたみたいです。
今まで、一人とか、奥さんや親と行くことが多かったのですが、これからはオペラ愛好家を
増やすために、いろいろな人を誘ってみたいです。
十分に満足できる公演でした。
前回の"ドンカルロ" 同様イタリア人歌手は不在ですが、今回はヴェルディらしさをとても
堪能できました。指揮者のマウリツィオ・バルバチーニ(イタリア人)の劇的な音楽作りに
よるものでしょうか。東京交響楽団も尻上がりに調子が出て、合唱も素晴らしかったです。
エミリオ・サージの演出は、時代を20世紀に移したとパンフレットに記載されていましたが
非常にシンプルで自然に受入れることができ、そのおかげで歌と音楽に専念できました。
特に4幕の幕切れはとっても感動的でした。
歌手は、レオノーラを歌ったインドラ・トーマスが白眉。若いにもかかわらず、余裕を持った
丁寧な歌いぶりで声量も十分。4幕2場の”神よ平和を与えたまえ”には感激しました。
拍手もこの日一番です。今後とっても期待できるソプラノでしょう。
女性陣では、プレツィオジッラを歌った林美智子も素敵で、美しい歌声がこの暗く切ない
オペラに安らぎを与えてくれました。
一方男性人では、ドン・アルバーロの水口聡が、リリコスピントの力強い歌唱で印象的。
高音で声が荒れてしまうのがやや気になります。一方、ドン・カルロのウラディミール・
チェルノフはいま一つ。イタリア的な端正な歌唱は好感もてましたが、父の仇を討つために
復讐の鬼と化す激しさと劇的な表現がもっと欲しかった。
その他、グァルディアーノ神父を歌った妻屋秀和はおなじみの脇役で今回も貫禄十分。
フラ・メリトーネの晴雅彦も熱演(ちょっとやりすぎ?)。
今回ご一緒した会社の友人はオペラが初めてで、とても圧倒されていたみたいです。
今まで、一人とか、奥さんや親と行くことが多かったのですが、これからはオペラ愛好家を
増やすために、いろいろな人を誘ってみたいです。