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昨日は北関東地方を中心にフェーン現象が発生して、群馬県高崎(上里見)と栃木県佐野で最高気温が35.2℃と猛暑日を記録。八王子でも最高気温30.1℃と今年初めての真夏日となりました。湿度が低くからっとした暑さで、過ごしにくさはありません。
この暑さの中、午前中に奥さんを連れて高尾山へセッコクの様子を見に行ってきました。一度も見たことがないというので、至近距離で見ることできる6号路を選択しました。
昨日もハイキング客が多く、あちこちで渋滞が発生していました。ようやくセッコクツリーに到着。土曜日よりも花数が少し増えた印象です。初めて見た奥さんは目を白黒させていました。
満開を迎えた6号路のセッコク。今年は少し花数が少ない印象です。
セッコクは樹上の間借り人と呼ばれています。木に付着して生育する着生植物ですが、寄生植物とは異なり付着した植物から養分を吸収することはありません。高尾山6号路では杉の老木の枯れかかった枝に着生することが多いようです。セッコクは胞子のようなとても小さいタネをつくり、小さく軽いタネは風にのって飛んでいき、 成長するのにちょうど良い環境の場所にたどりついたタネだけが芽を出すことができるそうです。
少し上流まで足を延ばす途中、巨大なミミズを発見。通りかかった皆さんも足を停めて、スマホで記念撮影していました。
大山橋方面へ向かった途中の杉の大木の枝に着生する姿。今年3回目の紹介となります(笑)。花数もかなり多くなりました。ここで折り返し、今度はセッコクを左側に見ながら下ります。
山アジサイが開花しました。
先ほど見たミミズを探しましたが、わずか10分の間に姿を消していました。
セッコクツリーの近くで周囲の木の枝を探します。セッコクの花は長い茎の先に咲きます。空気中から吸収した水分が長い茎に蓄えられています。
枝の先に着生して空に向かって咲きます。
この杉の老木にも多くの花が咲いていました。
花の中央が緑色っぽく見えます。
休憩所まで戻ってきました。沢の向こうにジャケツイバラの花が咲いています。
ジャケツイバラの花をズーム
この場所でもセッコクの花を見ることができます。6号路を上って最初の休憩地点です。
やっと見つけたサイハイラン。6号路ではなく、妙音橋から下った地点でひっそりと咲いていました。
戦国時代の武将が指揮をとるときに使用した采配に花の形が似ていることから名づけられたそうです。奥さんを案内するために、いろいろ事前に調べていったのです(笑)
セッコクの花を間近に見れる場所があるので、ケーブルの清滝駅に寄り道。昔、台風で倒木した6号路の杉の木に着生していたセッコクを桜の木に移植したものです。
12時近くなったので、以前から気になっていた「すみれ庵」で昼食としました。4月にオープンしたばかりの、おいなりさんと甘味のお店です。店内の2階で食事をとることも可能です。
高尾すみれ椀(素麺)といなりのセットを注文しました。
記事を拝見しました。時間から推定すると6号路のどこかで
すれ違ってますね。
おかげさまでセッコク探しを楽しめました。ありがとうございました。
今回のポイントは来年以降も楽しめそうです。1号路の登り始めの大木は来年探してみたいと思います。