昨日、日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を更新しました。今年中にはと予想してはいましたが、エヌビディアの想定を超える好決算に刺激されて一気に天井を越えてしまった感じです。4万円突破も時間の問題かもしれません。今回のバブル?の立役者はAIを牽引するエヌビディア。売上高はついにインテル、サムソンを上回り半導体でトップに躍り出ました。時価総額255兆円はトヨタ自動車の5倍にも達し、アルファベットを抜いたそうです。AIの進展は目覚ましいものがあり、TSMCやサムソン等のロジックプロセスの微細化を加速させる原動力にもなっています。半導体において日本の強みの一つである製造装置会社(東京エレクトロン等)やアームを傘下に持つソフトバンクの半導体4社で日経平均株価を2300円押し上げたらしく、AIブーム関連銘柄に買い注文が集中したことが一因のようです。
中国経済低迷で、米国からのリスクヘッジの資金が中国から日本に集中していることや、新NISAで日本中に眠っていたお金が投資へ動き始めたことが日経平均株価を押し上げる要因にもなっているようです。ただしNISAの投資信託では、かなり海外へお金が流れているそうです(笑)。今回のバブルはAI特需による一時的なもので、実力的には日経平均株価は30000~35000円前後ではないかと考えています。日本企業には成長へ向けての追い風が吹いているのは間違いなく、今後とれだけ期待に応えていけるかが日本の将来を決めることになるでしょう。
あとは待ったなしの少子高齢化への対策ですかね。賃上げして消費拡大して企業の成長につなげる。これは重要ですが、企業が長期的にどのような投資を行っていくかが日本にとって重要だと思いますね。AIは我々の想定以上のスピードで進化しています。それを積極的に活用、あるいはAIの時代を見据えて、人口減少に歯止めがかからない日本のインフラを根本から作り直す時期に来ているのではないでしょうか。デジタル化でも世界から取り残された日本を救う道はこれしかありません。日本企業への追い風が吹いている今しかチャンスがないのです。その舵取りを担うのが政府や国会の役割ですが、次元の低い議論に終始している現状は情けないですね。
最後に日経新聞に掲載されていたイラストを紹介します。
今年の最大のリスクですね。民主主義が崩壊しそうな予感、、、中東からも目が離せません。国際舞台で日本はどのように立ち振る舞っていくのでしょうか。
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