一昨日の三本槍岳登山の帰りに、久しぶりに北温泉に立ち寄ってみました。最寄りの公共駐車場までは、峠の茶屋駐車場から車で10分程度の近さです。
まずは、那須高原共同組合のホームページより北温泉の紹介を引用します。
余笹川の源流近くの奥深い谷間にある一軒宿で、公共駐車場に車を置いて400mほど山沿いの歩道を歩いたところにあります。北湯とも呼ばれ、昔から湯量が豊富なことで知られています。江戸時代の元禄9年(1696)に発見された北温泉は、温泉の由来や起源の詳細は不明ですが、源泉の岐路が多いことから「岐多温泉」と記された暖簾が残っています。明治時代の漢字が統合されていく過程で北温泉となったとされていますが、古くは喜多温泉という記述もあります。
現在の北温泉旅館は、江戸安政時代に建てられた建物を中心に、明治、昭和に増築されてできた古い木造3階建てで、創業期の古き良き面影を濃く残しています。10×15mの大きな「泳ぎ湯」やもともとは山伏の修験場であった「天狗の湯」などユニークな風呂が知られています。単純泉で、神経痛やリウマチ、痛風などに効果があるとされています。(引用終わり)
駐車場に車をとめて、まずは観瀑台から駒止めの滝を見学します
北温泉に向けて歩道を下る途中、ウバユリが咲いていました
ウバユリの花をズーム
山アジサイも綺麗です
タマガワホトトギスが咲き始めています
10分ほど下って、北温泉に到着。ここを訪れるのは2回目です。
受付で700円を払い、温泉へ向かいます。他にお客さんは誰もいません。
館内は薄暗くレトロな調度品が目につきます
案内に従い天狗の湯に到着。江戸時代から続く歴史ある湯治場を独り占めです。入口に温泉台帳が掲示されているのですが読みづらいので、HP情報を引用します。
無色澄明無味無臭のさらさらしたお湯で泉質は単純温泉。自家源泉は3本あり、合わせると毎分1,620リットルもの湧出量を誇るそうです。天狗の湯は源泉まで10mの場所にあり、滝のように湯が流れ出てくる様子を眺めながら浸かることができます。
流れ出る湯の上には天狗が掛けられています
こちらの天狗のそばには絵馬が並んでいます
15分ほど温泉に浸かってから、露天風呂へ向かいます。いったん帳場へ戻るため薄暗い館内を歩きます。このあたりは江戸時代の建物なのでしょうか。
館内には歴史のありそうな調度品がいろいろ展示されています
帳場から露天風呂へ向かう途中に、レトロなポスターが展示されていました。和久平和堂というお店のようです。
その隣にもポスターと彫刻
男性用露店風呂の入り口には焼酎のかめ壺が置かれています。
露天風呂の様子です。ここでも10分ほど温泉に浸かってきました。
露天風呂から戻る途中、昭和天皇・香淳皇后の写真が掲げられていました。その横には平成の皇室ご一家のカレンダー。詳細な記載はありませんでした。那須御用邸から散策の際に訪れたのでしょうか・・・
秘湯を満喫した後は、那須塩原の道の駅へ向かいます。目的は田んぼアートです(続く)
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