12月13日は何の日でしょう・・・
そうなんです。芸事をされてる方にとっては大事な「事始め」の日なんですね。
小唄の師匠をしてたウチの母も、家元さんのお宅にお弟子さんと一緒に行ってましたわ~
芸事といえば、落語家さんも今日は「事始め」。
みなさん、師匠のところへ挨拶に行かれたようですよ。
と、桂紅雀さんが言うてはりました~ (笑)
実は、今夜、次女と伏見まで行ってきました。
酒どころ伏見にある、「夢百衆」というところで定期的に開催されている、酒蔵寄席です。米朝一門の若手が二人ずつ、毎月第2土曜日に出演、落語の後は伏見の銘酒を「きき酒」できるというもの。落語好き、酒好きにはたまらん!?
建物は伏見の老舗酒造「月桂冠」が大正8年に建てた旧本店社屋をカフェにしたもの。雰囲気のある店内の、テーブルをとっぱらって桟敷にし、その一角に酒瓶を詰めるケースを並べて、赤い毛氈を敷いて作ったちょっと危なっかしい?高座。
いや、意外に頑丈やねんけどね。
で、今回の出演は、桂さん都さんと桂紅雀さん。
お客さんの数は30~40人くらいかな。いっぱいですよ。
ナマ落語は数回しか見てないけど、お笑い好きで漫才フリークな?次女曰く、
「さん都さんて・・・・言うたら悪いけど、まだまだ、ってとこやな」
さん都さんは都丸さんのお弟子さん。都丸さんはざこばさんのお弟子。つまり、米朝師匠からいうと曾孫弟子ってことですわ。
娘ら世代の若手で入門5年ぐらい。ま、まだまだではあるやろうけど、娘の細かな批評はなかなか鋭く・・・アンタはナニモノやねん (笑)
紅雀さんは枝雀さんのお弟子。
マクラでも言うてはったけど入門14年、まだまだ若手と言いながらも、やっぱり達者でした。次女も 「紅雀さんは上手いな」 言うてましたし~(笑)
歯切れいいしね。テンポよく話てはりました。
マクラがいつになく長かったんやけど(苦笑)、会場の笑いをかなり取ってましたよね。
私も思わず吹き出しましたよ。近所の散髪屋さんの話。
チェーン店か知らんけど、まるで居酒屋のようなオーダーの仕方。それに、三段階のバリカンで10分というカット。ハサミを使ったのは鼻毛切りだけやって!?
そこから始まるボヤキの数々。
「落語ブームと言うてもね、忙しいのは『ちりとてちん』に出た方だけですよ。私らヒマです」
さん都くんは若手なのでかえって?忙しいらしく、この1ヶ月休みナシやったとか。紅雀さんのボヤキは続く。
「私らず~っとヒマでヒマで。今日みたいに落語会に出させてもらってもね、出演料は安いんですよ。『安い』やなくて、『やっ、すぅ~い』んです」
爆笑でしたね。
でも、知ってますよ。そんなにヒマちゃいますやん。けっこうあちこちええ場所に出てはりますやん、紅雀さん。
それでも愚痴は続きます。
前にも聞いたっけ、あの電気ポットの話。ポットからお湯が出るとことか、ウケてましたね!
そして「エコ」という言葉にダマされたらあかんという話へ。
そこから、ネタに入りました。
久しぶりに聞きましたよ。「始末の極意」。
上手いな~って思うのは、その情景が見える時です。
前に聞いた「禁酒関所」の時も、ニオイまでしそうでドキドキしたんやけど(笑)
今日も、うなぎの蒲焼きのニオイでご飯食べるだの、梅干し見つめてご飯食べるやの・・・あたりはホンマにヨダレしそうでしたよ(笑)
会場もよう笑ってましたけど、一番ウケてたのは、最初の「紙は三回使う」というとこで、順番を間違ったあたりですかね~?
「書き損じて真っ黒になった紙で便所行きましてん・・」
「先に便所行ってどうするんねん、先に鼻かむんやろ」
「便所行って、拭いて、その紙を天日干しして・・」(爆笑)
そういえば、終わってから会場のお客さんも言うてはりましたね。
「枝雀さんが見えるわ」って。
そう言われて、紅雀さん、うれしそうでした。
とりあえず、長くなるんで(苦笑)今日はここまで・・・
そうなんです。芸事をされてる方にとっては大事な「事始め」の日なんですね。
小唄の師匠をしてたウチの母も、家元さんのお宅にお弟子さんと一緒に行ってましたわ~
芸事といえば、落語家さんも今日は「事始め」。
みなさん、師匠のところへ挨拶に行かれたようですよ。
と、桂紅雀さんが言うてはりました~ (笑)
実は、今夜、次女と伏見まで行ってきました。
酒どころ伏見にある、「夢百衆」というところで定期的に開催されている、酒蔵寄席です。米朝一門の若手が二人ずつ、毎月第2土曜日に出演、落語の後は伏見の銘酒を「きき酒」できるというもの。落語好き、酒好きにはたまらん!?
建物は伏見の老舗酒造「月桂冠」が大正8年に建てた旧本店社屋をカフェにしたもの。雰囲気のある店内の、テーブルをとっぱらって桟敷にし、その一角に酒瓶を詰めるケースを並べて、赤い毛氈を敷いて作ったちょっと危なっかしい?高座。
いや、意外に頑丈やねんけどね。
で、今回の出演は、桂さん都さんと桂紅雀さん。
お客さんの数は30~40人くらいかな。いっぱいですよ。
ナマ落語は数回しか見てないけど、お笑い好きで漫才フリークな?次女曰く、
「さん都さんて・・・・言うたら悪いけど、まだまだ、ってとこやな」
さん都さんは都丸さんのお弟子さん。都丸さんはざこばさんのお弟子。つまり、米朝師匠からいうと曾孫弟子ってことですわ。
娘ら世代の若手で入門5年ぐらい。ま、まだまだではあるやろうけど、娘の細かな批評はなかなか鋭く・・・アンタはナニモノやねん (笑)
紅雀さんは枝雀さんのお弟子。
マクラでも言うてはったけど入門14年、まだまだ若手と言いながらも、やっぱり達者でした。次女も 「紅雀さんは上手いな」 言うてましたし~(笑)
歯切れいいしね。テンポよく話てはりました。
マクラがいつになく長かったんやけど(苦笑)、会場の笑いをかなり取ってましたよね。
私も思わず吹き出しましたよ。近所の散髪屋さんの話。
チェーン店か知らんけど、まるで居酒屋のようなオーダーの仕方。それに、三段階のバリカンで10分というカット。ハサミを使ったのは鼻毛切りだけやって!?
そこから始まるボヤキの数々。
「落語ブームと言うてもね、忙しいのは『ちりとてちん』に出た方だけですよ。私らヒマです」
さん都くんは若手なのでかえって?忙しいらしく、この1ヶ月休みナシやったとか。紅雀さんのボヤキは続く。
「私らず~っとヒマでヒマで。今日みたいに落語会に出させてもらってもね、出演料は安いんですよ。『安い』やなくて、『やっ、すぅ~い』んです」
爆笑でしたね。
でも、知ってますよ。そんなにヒマちゃいますやん。けっこうあちこちええ場所に出てはりますやん、紅雀さん。
それでも愚痴は続きます。
前にも聞いたっけ、あの電気ポットの話。ポットからお湯が出るとことか、ウケてましたね!
そして「エコ」という言葉にダマされたらあかんという話へ。
そこから、ネタに入りました。
久しぶりに聞きましたよ。「始末の極意」。
上手いな~って思うのは、その情景が見える時です。
前に聞いた「禁酒関所」の時も、ニオイまでしそうでドキドキしたんやけど(笑)
今日も、うなぎの蒲焼きのニオイでご飯食べるだの、梅干し見つめてご飯食べるやの・・・あたりはホンマにヨダレしそうでしたよ(笑)
会場もよう笑ってましたけど、一番ウケてたのは、最初の「紙は三回使う」というとこで、順番を間違ったあたりですかね~?
「書き損じて真っ黒になった紙で便所行きましてん・・」
「先に便所行ってどうするんねん、先に鼻かむんやろ」
「便所行って、拭いて、その紙を天日干しして・・」(爆笑)
そういえば、終わってから会場のお客さんも言うてはりましたね。
「枝雀さんが見えるわ」って。
そう言われて、紅雀さん、うれしそうでした。
とりあえず、長くなるんで(苦笑)今日はここまで・・・