松江城の石垣です。
野面積みの石垣で、自然石をほとんど加工しないで積んであります。
大津の穴太に住む石工集団、穴太衆が招かれて、造ったそうですよ。
築城されたのは1611年、江戸時代初期ですね。
関ヶ原の戦いのあと、堀尾氏が出雲・隠岐を拝領、
この地に築城しました。
国の重要文化財の天守。平山城で別名 千鳥城。
大きなしゃちほこ、入母屋の破風、華頭窓が特徴的ですね~
現存する天守の中では、平面規模で2番目、高さで3番目、
古さでは5番目。下見板張りのところなどに古さを感じますね。
明治になって、天守以外の建物はすべて払い下げられて撤去されたとか。
いずことも同じような道をたどるのですが、天守だけは、
出雲郡の豪農の勝部本右衛門や元藩士の高木権八らによって買い戻され、
保存されることになったらしいです。
しゃちほこ、です。
城内に入ると、1950年に解体修理されたときに乗せなおしたので、
古いしゃちほこが展示してありました。
現存する天守の中では一番大きなしゃちほこらしい。2m。
木製で、銅張り。
ちなみに、姫路城のしゃちほこは瓦製で1,9m。
しゃちほこは、トラのような頭部、魚のような胴体を持つ想像上の動物。
火災よけ、魔よけの霊験があると信じられ、寺院の装飾に使われたとか。
そのしゃちほこをお城に初めて乗せたのは織田信長。安土城ですね。
以来、各地の天守でも大棟の両端に飾られるようになったようです。
天守の中。
柱は寄木柱。一本の柱の外側に、板を揃えて寄せ合わせ、
これを金輪で締めて太い柱にしています。
写真を撮り忘れたけど、階段は軽い桐製。
階段を引き上げるためと、防火防腐のため、お城では珍しいって。
もっと珍しいのが、井戸。
地下に飲料水を得るために掘られたらしいけど、
天守の地下に井戸があるのは、ここだけ。
内堀ですが・・・。
大雨で、水かさがすごいことになってました。
雨であんまりじっくりと見られなかったのがちょっと残念。
復元されている三つの櫓は見てないし・・・
また、季節を変えてみてみたいですね~