おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

七段目のはなし

2015-07-11 23:31:15 | マイブーム・落語
蒸し暑い日でしたね~~
雨が続いてただけに、やんだら暑いのって、堪えるね~!



あなんさん。
さすがに、猫たちもバテ気味です・・・?

さて、今朝、友だちから、アドレスが変わりました、
なんていうメールが来て、ついでに?こんなことが書いてありました。

「こんな川柳があるんやけど、意味わかる?」

「FAXを一力茶屋のように読み」


一力茶屋というんは、あれですやん。
そう、忠臣蔵!

元禄時代の、四十七士の討ち入りをモデルに、
歌舞伎、浄瑠璃に仕立てたお話が、「仮名手本忠臣蔵」ですね。
さして詳しくはないけど、落語をよく聴いてる人なら知ってる話やね。

仮名手本忠臣蔵の七段目に、京都祇園の一力茶屋が出てきます。
大星由良之介が、主君の仇討ちを忘れたかのように茶屋で遊んでるんやけど、
息子の力哉からの密書をそうっと読んでいると、
二階にいた遊女お軽が気づいて、鏡に映してその手紙を読む・・・
というシーンがあるんですね・・・

つまり、鏡の前で髪をとかすか化粧をしているかのときに、
後ろの電話にFAXが届き、鏡越しにその文字を読んだ・・・
という川柳なのかな~

名前とか、間違ってたらあかんので、念のため調べましたけどね。
友だちには、短めに書いて送ったしだいです。

落語の七段目、わりとよう聴く噺やけど、
このあとのお軽と兄の平右衛門のやりとりが演じられますよ~

手紙を読まれたことを気づいた由良之介が、お軽に身請けすると言い、
それを聞いた平右衛門が、妹は由良之介の手打ちにあうと思うんですね。
やられるなら、ここで自分が手に掛けよう・・・

芝居好きが乗じて毎日芝居小屋通いのの若だんな。
親に叱られたのにもかかわらず、つい、2階の部屋で、
丁稚にお軽を演じさせ、自分が平右衛門を演じて・・・
丁稚が階段から落ちてしまうんですね。

「ナニをしてるねん。階段の何段目から落ちたんや」

「へぇ、七段目からです~」

というのがオチ、ですけどね~