台風11号は、日本海に抜けてから、えらいことでした。
関西は、JRが大混乱で、いまだかつてないことになってましたね。
一昨日の夜、京都~大阪間は、電車がいくつも立ち往生して、
大山崎のあたりで新快速電車が4時間も止まったままやったとか。
1600人が閉じこめられてて、しんどかったらしいです。
もっと早くに、運休にするという告知ができなかったんかしらね。
昨日も朝から、大阪環状線、京都線、福知山線・・・が止まったままで、
結局、夕方ぐらいに動いたんちゃうかなぁ。
しみじみ、台風が来る前に、岡山へ行けて良かったです。
ちなみに、新幹線こだまの中で食べた駅弁は・・・
先輩方は、大阪水了軒の八角弁当。
新大阪で降りて、わざわざ買いに行ったそうです。
中は、こんなん・・・
私も新大阪で買ったんですが、「京のおばんざい弁当」1080円。
こんなかんじ~
わらび餅が入ってます!
茄子が大きくて、ちょっと食べにくかったけど、おいしかった!
さて「蟹工船」。
プロレタリア文学として知られる、小林多喜二の小説。
1929年(昭和4年)に発表され、蟹工船で酷使される貧しい労働者たちの話。
小説をしっかり読んでないねんけど、モデルになった船があるらしいです。
戦前に、オホーツク海のカムチャツカ半島沖海域で行われた北洋漁業に、
従事したのが蟹工船で、漁獲物の加工設備を備えた大型船。
搭載した小型船(舞台では、川崎船っていうてた)で
タラバ蟹を漁獲し、ただちに母船で蟹を缶詰に加工するんですね。
加工する工場船なので、船舶ではないし、船舶法は適用されない。
かといって、工場ではないから、労働法も適用されない。
法の網をかいくぐって、過酷に働かされた乗組員たちの群像劇。
舞台は、函館港から出発するシーンから始まります。
学生や、職を求めて雇われた人たちが、家族や、水商売の女性?とか、
それぞれの別れを惜しみながら出港していきます。
海が荒れると、後方が灰色になり、川崎船?が揺れ、
水しぶきが交互に飛びます・・・ほんまもんの水みたい~
見てる方が酔いそうになるくらい、揺れますね。
乗組員の部屋は「クソツボ」というところで生活し、
休むことなく働かされます。あまりに辛くて隠れた乗組員を、
トイレに監禁したり、暴力で圧倒します。
みんな疲れて余計に働けなくなって能率は下がる。
さらに生産効率が下がり、また過酷に働かされる・・・
やがて、乗組員の気持ちが同じになっていくんやけど、
今あるような組合とか、労働者の団体要求とか、そんなことが、
考えられないような時代やけど、過酷な労働を強いられるうちに、
団結する気持ちがわき上がって行くんですね。
印象的なのは、川崎船がしけで流されて、
二人の乗組員が行方不明になるんやけど、ロシアの人に
助けてもらうんですね。彼らが学んで来るんです。
日本では、金持ちの腹が膨れ、働く人が貧乏になると。
最終的には、会社のエライさんが来たときに、
乗組員の状況を訴える乗組員が殺されるという事件が起こり、
それを、乗組員同士のケンカに扱われたことから、ヒートアップ。
サボタージュ、ストライキ、労働運動の始まりです。
みんなで要求を箇条書きにして、団体交渉をするんです。
でも、自分たちの味方だと思っていた駆逐艦の陸軍海兵隊に、
リーダーが逮捕されてしまうんです。
結局、事業主は献金で陸軍とつながってるんですね。
それでも、自分たちは、また立ち上がるんだ・・・
捕らえられた人は収監されて、現実の小林多喜二のように、
牢獄で殺されてしまうのかも知れないけど、
唯一、すかっとしたのは、乗組員を過酷に使ってた監督が、
会社の上司にあっさり首を切られるところ、かな。
30数人の人が舞台上で演じます。
後半は、一気にストーリーに引き込まれました。
みんなが一丸となるくだり、船の揺れを思わせるように、
全員が同時に揺れたり、転けたり、
セリフを言いながらやからね~ すごいです。
そして、彼らの象徴のようなソーラン節。
ラストの大合唱は、本当に圧巻でした!
社会派の、演劇らしい演劇、良かったです。
10月9日(木)に、ひこね文化プラザで上演。
気になる方は、ひこね演劇鑑賞会まで。
TEL:0749(27)3739
関西は、JRが大混乱で、いまだかつてないことになってましたね。
一昨日の夜、京都~大阪間は、電車がいくつも立ち往生して、
大山崎のあたりで新快速電車が4時間も止まったままやったとか。
1600人が閉じこめられてて、しんどかったらしいです。
もっと早くに、運休にするという告知ができなかったんかしらね。
昨日も朝から、大阪環状線、京都線、福知山線・・・が止まったままで、
結局、夕方ぐらいに動いたんちゃうかなぁ。
しみじみ、台風が来る前に、岡山へ行けて良かったです。
ちなみに、新幹線こだまの中で食べた駅弁は・・・
先輩方は、大阪水了軒の八角弁当。
新大阪で降りて、わざわざ買いに行ったそうです。
中は、こんなん・・・
私も新大阪で買ったんですが、「京のおばんざい弁当」1080円。
こんなかんじ~
わらび餅が入ってます!
茄子が大きくて、ちょっと食べにくかったけど、おいしかった!
さて「蟹工船」。
プロレタリア文学として知られる、小林多喜二の小説。
1929年(昭和4年)に発表され、蟹工船で酷使される貧しい労働者たちの話。
小説をしっかり読んでないねんけど、モデルになった船があるらしいです。
戦前に、オホーツク海のカムチャツカ半島沖海域で行われた北洋漁業に、
従事したのが蟹工船で、漁獲物の加工設備を備えた大型船。
搭載した小型船(舞台では、川崎船っていうてた)で
タラバ蟹を漁獲し、ただちに母船で蟹を缶詰に加工するんですね。
加工する工場船なので、船舶ではないし、船舶法は適用されない。
かといって、工場ではないから、労働法も適用されない。
法の網をかいくぐって、過酷に働かされた乗組員たちの群像劇。
舞台は、函館港から出発するシーンから始まります。
学生や、職を求めて雇われた人たちが、家族や、水商売の女性?とか、
それぞれの別れを惜しみながら出港していきます。
海が荒れると、後方が灰色になり、川崎船?が揺れ、
水しぶきが交互に飛びます・・・ほんまもんの水みたい~
見てる方が酔いそうになるくらい、揺れますね。
乗組員の部屋は「クソツボ」というところで生活し、
休むことなく働かされます。あまりに辛くて隠れた乗組員を、
トイレに監禁したり、暴力で圧倒します。
みんな疲れて余計に働けなくなって能率は下がる。
さらに生産効率が下がり、また過酷に働かされる・・・
やがて、乗組員の気持ちが同じになっていくんやけど、
今あるような組合とか、労働者の団体要求とか、そんなことが、
考えられないような時代やけど、過酷な労働を強いられるうちに、
団結する気持ちがわき上がって行くんですね。
印象的なのは、川崎船がしけで流されて、
二人の乗組員が行方不明になるんやけど、ロシアの人に
助けてもらうんですね。彼らが学んで来るんです。
日本では、金持ちの腹が膨れ、働く人が貧乏になると。
最終的には、会社のエライさんが来たときに、
乗組員の状況を訴える乗組員が殺されるという事件が起こり、
それを、乗組員同士のケンカに扱われたことから、ヒートアップ。
サボタージュ、ストライキ、労働運動の始まりです。
みんなで要求を箇条書きにして、団体交渉をするんです。
でも、自分たちの味方だと思っていた駆逐艦の陸軍海兵隊に、
リーダーが逮捕されてしまうんです。
結局、事業主は献金で陸軍とつながってるんですね。
それでも、自分たちは、また立ち上がるんだ・・・
捕らえられた人は収監されて、現実の小林多喜二のように、
牢獄で殺されてしまうのかも知れないけど、
唯一、すかっとしたのは、乗組員を過酷に使ってた監督が、
会社の上司にあっさり首を切られるところ、かな。
30数人の人が舞台上で演じます。
後半は、一気にストーリーに引き込まれました。
みんなが一丸となるくだり、船の揺れを思わせるように、
全員が同時に揺れたり、転けたり、
セリフを言いながらやからね~ すごいです。
そして、彼らの象徴のようなソーラン節。
ラストの大合唱は、本当に圧巻でした!
社会派の、演劇らしい演劇、良かったです。
10月9日(木)に、ひこね文化プラザで上演。
気になる方は、ひこね演劇鑑賞会まで。
TEL:0749(27)3739