デキレース
2020年4月16日(木)
16日の朝日新聞です。
「安倍首相は、首相官邸で公明党の山口代表と会談した。山口氏は、所得制限を設けずに10万円を給付するよう要請。安倍氏は、『方向性を持ってよく検討したい』と応じた。」とあります。
この記事では「要請」とありますが、TVでインタビューを受けた山口氏は、何時にもなく厳しい表情で、「決断を促しに行った」と言いました。(態度がデカいであります。)創価学会からの厳しい突き上げが背景にあったことが容易に想像されます。
それ以上に容易に想像されるのは、デキレースではないかと言うことです。
①首相にしてみれば、選挙に勝つための絶対条件は公明党の支持協力が不可欠でありますので、反対勢力(財務省壁)への説得材料になります。
②こちらの方が圧倒的に大きいと思うのですが、公明党としては創価学会へ「いい顔」ができます。このところの世論調査では、内閣支持率が低下傾向にあり、またコロナ対策でも厳しい評価となっています。公明党としても危機感を持ちますですワナ。
両党とも、選挙ファーストでありますから。
かくして、補正予算の組み換えが行われ、5月の支給というスケジュールといった運びになるでありましょう。
所得制限を設けるかどうかですが、結論から言えば、全員一律ということになると思います。自民党のボスというべきか狸と言うべきか、所得制限を設けるよう主張していますが、これもデキレースです。「譲歩した」って見せることが大事なんですね。貸しを作っておくってことでありましょう。
かくして、表裏不一致の謀略で事が進むのであります。
とはいえ、所得制限なしで全員一律というのは野党も要求していた訳でありますので、与野党一致という構図になり、メデタシメデタシとなるかと言うと、コロナ対策でお金を出せばよいというものではありません、
本丸は、企業に対する自粛要請でありますので、安倍自民党がコロナより経済優先で有りますので、矛盾が激化するでありましょう。「激化」とは、なかなか終息に向かわずにダラダラダラダラと感染者数が推移し、将来展望が見えない状況になるということです。結果経済も大打撃を受けるということです。
私は、少なくとも1年間は、蟄居を覚悟いたしております。安倍嘘つき権力私物化立憲主義破壊無責任独裁政権の安倍首相では、短期間の終息は期待できません。
今日は、外出しました。郵便局と他銀行のATMです。郵便局の窓口スタッフと話はしましたが、ビニールシートで隔てられていて、濃厚接触ではありません。
実は、次男がフリーランスで、京都を拠点として運送業を行っているのでありますが、仕事が激減したと言うのです。
当面生活費を送る必要に迫られることになりました。そのため、私の郵便局の通帳のキャッシュカードを次男用に作る必要があったのです。
まさか、年金生活者の私の方が、援助する側に立つとは、思いもいたしません展開になりました。人生何が起こるか分かりませんですなぁ。
もっとも、倍返ししてもらうつもりであります。それでピンチをチャンスに変えるのであります。(ハハハッ)