水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

現代文

2007年10月05日 | 日々のあれこれ
放課後の講習では超難関校の問題を解く。自分で解いて答えをみて、あまりにちがっているので他の答えをみてみると、またちがった答えが書いてあるという経験をよくする。この夏の講習でとりあげた早稲田・法の最新の問題で、駿台、代ゼミ、河合の3校がそれぞれ正解を、イ、ロ、ハとしていたようなものまであった。早稲田法はこういうのよくあるけど。これで、大学の方ではニを正解にして採点してるなんてこともあり得ないことではない。こうこまでくると、難問ではなく悪問といっていいのではないか。今日のは東大のだから、記述式だ。これも予備校によって色が変わる。「~とはどういうことか」という説明問題だから、その答えは傍線部よりも当然分かりやすくなっているべきだと思うが、逆により難しく言い換えているんじゃないかと思われる駿台とか、そつがなさすぎて面白くない河合とか。「~とはどういうことか」、つまり解釈というのは、そしてその解釈を表現するやり方は、いろいろあるということだ。曲も同じだと思う。与えられた音符にどう命を吹き込むか(うわっ!かっこいくね)。ただし今のうちの状態は、解釈して表現するとか以前に、傍線部自体の意味がとれてなかったり、単語の意味がわからなかったり、漢字がよめてなかったりする。解答を、薄い線でたどたどしくしか書けない状態だ。まずそのものが読めるように、そしてきれいなしっかりした字で解答をつくれるように。
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