水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

4月25日

2009年04月25日 | 日々のあれこれ
「先生、今日何歌うんですか?」
 久しぶりに学食のカツ丼を食べていたら、かわかみ先生に尋ねられた。
「秘密ですけど、イルカにのった少年です」
「ええっ、ふるくないですか」
「だいじょうぶでしょう。ちょうど私らが子どものときだから」
「そうですかね、みずもち先生○年(生まれ)ですよね。年下の親御さんが多いんですよ」
「先生、何年でしたっけ」
「○年です。」
「うそっ。じゃあ干支は何ですか」
「○○です」
「上手にさば読みますねえ」
 3時間目だったので、つくりおきではなく、チーフの作りたてのカツ丼だった。
 卵はほどよい半熟状態である。しかしカツ自体に限界があるのはしょうがない。
 おいしいカツ丼を食べに行きたくなってきた(いや、もちろん学食のもおいしいです。値段から考えたらそんなに文句はありません)。体調はいいかもしれない。
 放課後、1年生が楽器をもって初めての合奏にのぞむ。
 B♭とFの音を4拍ずつのばすこと数回。
 これだけでも、なんか合奏してる気分になるのは、人数が多いせいだろう。
 ありがたいことである。来週はドレミファソぐらいまでいってみたい。
 リズム打ちととコールユーブンゲンも少しだけやって終了。
 そのあと上級生はマーチ2曲(課題曲)の合奏。
 録音してみんなで聴いてみたが、現状を把握できただろうか。
 どちらかにしぼってしまいたいが、まだ決めかねている。
 残りの時間でしっかりさらっておこうと言い残し、ジャージからスーツに着替え学校を出た。
 氷川会館で行われる、父母と教師の会の懇親会に参加するためである。
 乾杯のあと歓談していると、よくあることだが、年齢の話になり「もう四十年代生まれのお母さんも多いですよね。」的な話も出た。
 ちょっと待てよ。さすがにそうなると「イルカに乗った少年」は古すぎるだろうか、との不安もかすかにうまれた。
 先生おねがいします、と声がかかる。イントロが流れる。
「♪誰も知らない ~ 」と歌いはじめたときの客席の反応をみて、つかんだ、と思えた。あとはいつものペースにもっていけた。
 アンコールの声があり、大変僭越だと思いながらも、学校長から「歌ってよし」の合図を頂戴したので、「青いリンゴ」を歌わせていただいた。
 今年も無事自分の役割を果たすことが出来たようだ。
 若干の後悔があるとすれば、二曲目は現代の歌がよかったかもしれない。来年への課題としておこう。
 宴会がはねて学校にもどり「漢文重要例文集」の印刷。今週も乗り越えられた。
コメント
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