水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

前々日

2010年09月09日 | 日々のあれこれ
 授業を終えて、放課後会場作り。
 めどが立ったところで合奏曲の直し。
 そのあと当日の進行にしたがって入退場、セッティングなどを確認しようとしたのだが、動きがおそい。
 「じゃ頭からやってみよう」と指示した段階で、まだみんなに流れが連絡されてなかったのを後で聞いて知った。
 つい「何やってんだよ」と大きめの声で、聞く人によってが怒っているかのように聞こえる声を出してしまう。
 「もう、たえられないから、戻ります」となかじま先生に言って職員室にもどった。
 曲練習で、リズムのとれない子に延々繰り返しやってもらうことはいくらでもたえられるのだが、仕事のだんどり不足によるロスタイムはけっこう我慢がきかなくなっている。
 年だな。
 その後どんな風にしてたかは知らない。
 3年生が助け船を出していろいろ動いてくれたようだった。
 いろいろその場で言って(どなって)やらせてしまう方が早いのはわかっている。
 でも、それだとやらされてやってるだけだから、後につながらないのではと懸念するのだ。
 音楽面でも同じかもしれない。
 レッスンをうけて、そのときは上手になっても、自分からその状態を維持し続けよう、もっとよくしようという気持ちがなかったら、時がすぎるともどってしまう。
 自分の意志にもとづいてマスターした技量でないと、自分にも蓄積しないし、後輩にも受け継がれていかない。
 なかなか拡大再生産にならない原因がここにあると思う。
 そのためのシステムをつくることを自分の仕事にせねばとわかってはいるのだが。
コメント
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