水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

九月の空

2010年09月26日 | 日々のあれこれ
 朝、車に乗ろうとすると、肌寒い。
 「まだ九月なのに」と言おうとして、三日ほど前まで「もう九月なのに」とくりかえし天をのろっていたのを思い出す。 
 暑ければ暑いで、寒ければ寒いで文句を言われる。
 天でさえ文句を言われるのだから、いわんや人をや、という漢文はセンター過去問だったはず。
 天でさえ叱責されるのだから、未熟なこのおれさまが人からあれこれ言われるのは当然なのだ。
 登校して少し仕事してから学校を出て、指揮法レッスンに向かう。
 電車に乗って貴重な読書(睡眠)の時間にしようかと思ったが、車が正解のすばらしい秋空だ。
 新垣結衣『虹』をききながら。
 がっきーの歌は正直上手だとはいえない。
 でも、聴いててあきない、というか、心地よい。
 彼女の歌う「ハナミズキ」は、一青窈さんほどせまってこない分、自然にしみてくる。
 一晩聴いていたいのはどっちの声かと訪ねられれば、間違いなくがっきーではないでしょうか。
 映画「ハナミズキ」は、じっくり描写した前半の北海道パートに比べ、後半はあれもこれもおしこみすぎて無理矢理な展開になったが、がっきーが英語で長時間スピーチする場面はよかった。
 英語が上手かどうかはわからないが、心地よい声だったから。
 このへんは純粋に個人的な嗜好になるのだろうが、たとえばビジュアルは好きだけど声が自分にはあまり心地よくないのが深田恭子さんで、なんでかなと思う。
 男優さんだと、やはり藤原竜也くんの声はすばらしい。
 あの声で教科書読んでもらえたら、眠くならずにずっと聴いていられそうだ。
 声がいいと、言ってる内容までよく聞こえる。
 竜也くんの声で「なあ、がんばれよ」と言われたら、それだけで泣ける女子いるんじゃないかな。
 そんなにも声は大事で、つまりそんなにも音は、音色は大事なのだろう。
 
 
コメント
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