水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

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2010年09月10日 | 日々のあれこれ
 午前中は各クラスでの準備。
 昨日まで何もなかった教室が、文化祭前日のしかも午前中だけで、その準備を終えるというところが、本校の文化祭全体を象徴しているとも言えるが、在校生の8割が運動部員という学校では仕方ない面もあるのかもしれない。
 若いころ、そういう現状をなんとかしようと奮闘してみたこともあったが、孤軍の戦いに終わった。 
 自分の範囲である吹奏楽部についてだけでも、しっかり文化を届けるられるようにするという姿勢でやってきて、実際その願いは叶ってきてると思う。
 まあ、でもうちなんかありがたい方だな。
 クラスでもときどきがんばってる企画は見かけるし、なかなかじっくりは見れないものの、物理部さん、生物部さんは独自の文化を築いている。マンドリンさんや演劇さんのステージ発表もある。
 いわゆる教育困難校とよばれる学校(最近「進路多様校」とも言うようになったらしい)の先生から、ほんとうに苦労されてるなあという話をきいたこともある。
 そしてそれをなんとかしようと様々な取り組みをされる(ごく一部の)先生方の奮闘ぶりには頭が下がる。
 学校の文化的行事の質を規定するのは、教員の中身よりも、おそらく生徒さんがたのもつ文化的背景なのだ。
 
 
コメント
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