水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

セカンドバージン

2011年09月26日 | 演奏会・映画など

 「あー、日射しあたりたくない、シミできる!」という鈴木京香さんのセリフがある。
 回想シーンで、二人で海辺にドライブに来て、砂浜に向かって歩きながらのセリフ。
 最初から、ちょっとゆるい映画だな~と思いながら観てたけど、このセリフなんか、ほんとに素人さんが書いた脚本なのかなと思ってしまった。
 意図はわかるけど、そのまますぎる。ていうかリアルさを感じない。
 逆に京香さんの年齢設定だったら、あらためて言わないんじゃないかな。
 紫外線ヤバくね? というのはJKレベルだと思うのだが。
 あえて口に出して手を顔をおおうくらいではなんともならないし、ふつうドライブするとわかった時点でぬりたくって、とんでもない大きい帽子かぶって、ハチの巣とりに行くの! って聞きたくなるくらいになってるのが、その年齢のきれいな女性のイメージだ。
 セリフではそういうこと言わずに、もしセリフ化するんなら、若い男のほうが「そこまで武装しないといけないの?」て言って、京香さんが「うるさい!」って言うくらいがいいなあ。
 そういう細かい部分がものすごく気になる作品だった。
 テレビドラマでは官能的なシーンが満載で話題になってたようなので、そっち系に期待してた部分も大きいのだが、消化不良だった(ちけっとだいかえちてけんじゃ)。
 ちょっと待って、これR15になってないじゃん。気付くのがおそかった。
 この素材なら、R18ぐらいでドロドロにしてもらわないと。
 そこまでの覚悟で女優さんにも仕事してもらいたかったな(ちけっとだいかえちてけんじゃ)。
 鈴木京香さんも、深田恭子さんも、たいへんに美しい女優さんではあるけれど、それにあまえて台本やら演出やらへのこだわりが足りないと、非情に表面的なお芝居になってしまう方だ。
 セリフに勝手に血肉をあたえてくれるタイプの方ではない。
 「行さん」とよばれる若い男優さんも同じかな。
 「東京セレソンデラックス」あたりで鍛えてもらったらどうだろう(Ora Orade Sereson Matamita)。

コメント
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