水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

幸福度指標

2011年12月06日 | 日々のあれこれ

 試験が終わって久しぶりに練習。
 合奏も基礎と曲を少しだけ。
 幹部、パートリーダーと話し合って、ここ数年恒例となっていた「アンサンブル発表会」の開催を見送ることにした。
 延期するか、形をかえて取り組むか。
 ニューイヤーコンサート、新人戦と続いていくことを今後を見越して今の力量を考えたとき、アンサンブルは最善ではないという顧問と部員の考えが一致したので。
 恒例の行事をくり返すのは、きついときもあるけど、ある意味楽だ。
 ときには前向きな撤退が必要な場合もある。いったん二歩さがっておいてまたワンツーパンチで歩いていけばいい。
 試行錯誤をしながらも、こうやってみんな元気に部活をやれてることのなんと幸せなことか。


 ~  国民の幸福度、132の物差しで数値化 内閣府が試案 
 国民の豊かさを測る新しい「幸福度指標」の試案を内閣府の経済社会総合研究所が5日、発表した。「男性の子育て参加への女性の満足度」「ひきこもりの数」「人並み感」など132の指標をそれぞれ数値化し、国民が幸せかどうかの「物差し」にしたいという。 ~


 ふ~ん。こういうの、税金使ってやってる暇があったら、具体的に幸せ度があがる施策自体をやってよ。
 「132の指標」? なるほど、あなたはAの指標では5、Bの指標では3、幸せ度数が42hp(ハッピー)ですとか言ってくれるんだね、きっと。
 ばかなんじゃないの! おっと牛乳牛乳。それから小魚。ふう。
 どなたかのエッセイで読んだ話だが、新幹線の車内で「寒いので冷房を弱めてください」と車掌さんに言ったら、車掌さんは温度を確認して「あってます」と答えたそうだ。
 あってるあってないの問題ではないだろとその方は書いてたと思う。
 幸せって、寒さ以上に測りにくい。
 先日国王ご夫妻が来日されたブータンは、国民の幸福度数がきわめて高い国として話題になっている。
 ある日本人が、しかも給料がやすいとか、物価が高いとか文句を言っている日本人がブータンに行ったとして、その人は幸せと感じるのだろうか。
 感じる人もいるだろう。古き良き日本のような空気を感じながら、ここで農業に携わって生きていきたいと思う人もいるだろう。でも比率でいえば、はやく日本にもどってファーストフードでいいから何か好きなものたべて好きなテレビ観て毎朝お湯でシャワーしたいと思う人の方が多いんじゃないかな。
 なんて意見すると、「そうですね毎朝シャワーを浴びれるかどうかを指標に加えます」と言われそうだな。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする