水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

12月21日

2011年12月21日 | 日々のあれこれ

3学年だより№36(神頼み)

① センター対策のつめを
 a)時間配分をシミュレーションせよ。
 試験後に最もよく聞く後悔の弁は、「時間が足りなかった」というものである。
 時間を計って問題を解く練習はセンター講習でもやってるが、それでも本番ではプチパニックになるものだ。後ろの方にある配点の大きな問題にちゃんと時間がかけられるように冷静に取り組もう。時間との戦いを制するには練習しかない。
 b)やみくもに解くだけではだめ。
 ただし、時間を計って、解いて答え合わせして一喜一憂するだけなら、問題は解かない方がいい。
 正しくないやり方を定着させるためのエクササイズにしかならない。間違った問題について、なぜだめだったのかを言語化し、同じ間違い方を繰り返さないことが大事だ。

② 合格祈願に行こう
 a)なんといっても最後に頼るべきなのは、神様です。非科学的と思う人もいるかもしれないが、そういう人は科学万能主義に冒されている。どんなに優秀な科学者もこの世のすべてを見通すことはできない。科学は近代社会が生んだ一つのものの見方にすぎず、科学の過信が危険であることは、現代文の評論で学んだはずだ。
 どんなに力のある人も、実力が発揮できないことはある。突発的な事故にまきこまれることもある。運がいい・悪いというのは、間違いなくある。
 予想外のことが起きたときに、「ついてないなあ」とへこむのと、「この程度ですんでよかった」ととらえるのとでは、その後の展開が全く変わる。後者は結果的に「運のいい人」になっていく。
 大事なのは、「やるべきことは、全部やった」と落ち着いた心を持つことであり、「やれることは全部やって合格するんだ」という意志を持ち続けることだ。
 b)具体的にどうお参りすればいいか
 ① 自己紹介する。「川越東高校3年○組の誰々です」。
 ② 報告と感謝「今までこんなふうにがんばってこれました。ありがとうございました」
 ③ 誓い「入試本番までやりきります、見守っててください」
 神社で拍手(かしわで)を何回打てばいいかとかは気にしなくていい。心をこめて、こうしてお祈りに来られる自分でいることを感謝するのが第一。お賽銭は基本10円。100円でもいいけど、神様は一回で100円より、10円で10回お参りに来てくれる方を好む。

③ もっと楽しもう。
 かっこいいのはサヨナラ逆転だ。もうだめかと思われる状況の中で、最後の最後に大逆転をするイメージをしてみないか。
 ただし、そうなるには、神様が思わず応援したくなるほどの努力を積んでいないといけない。
 今の自分は、そういう状態ですか? 客観的に自分を見て「けっこうやってんじゃね」と思えたら大丈夫だ。
 11月末に受けたセンタープレのD判定などなんの問題もない。年末の学力はたぶんCになり、やり続けていれば1月中旬にはBになっている。それが現役生だ。

コメント
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