個別相談会が終わる。
これで今年度の営業活動は終わりで、あとはどれくらい受験してくれるか、どれくらい入学してくれるか。
ほぼ例年並みの入学生に来てもらえるのではないかとの感触を、一営業部員として抱いている。
本校にかぎらず私学は現状維持がきびしい情勢になっているから、ありがたいことだ。
受験者が3000人を越えて体育館まで受験会場にしなければならなかったり、1学年が20クラスになってしまった時代ははるか昔のことになった。
あの頃、もう少し楽器を買ってもらっておけばよかった … 。
今日相談に見えた受験生は、成績的にけっこうせっぱ詰まっている子も多く、そういう場合は勉強のやり方もついアドバイスする。
「北辰テストの偏差値でこれぐらいだと、けっこうやり残しがあるよね」と問うと、みな大きくうなづく。
「そしたら、そのできないところを一個ずつつぶしていけば、その分どんどん偏差値あがるから、やっていこうよ」
本人たちもわかってはいるのだ。
わかっててやれる子とやれない子がいて、やれる子にもレベルの差はあって、最後には持って生まれた資質の違いなのなと思えるような結果になる。
もちろん頭がいい悪いではない。その人の持っている、なんていうんだろ、才能というか、体質かな。
勉強に取り組める体質かどうか。
大人で言えば仕事をどれくらいやろうとするかは、価値観とか考え方の違いではなく、たんに体質の違いじゃないかと思うのだ。本を読む読まないなんてのも同じで。
相談会をおえて、午後はニューイヤー、新人戦の曲の合奏。
その後久喜に移動し、親しい先生方との忘年会。
今年は忘年会少なかったな。