玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

21GRAMS

2021-04-01 11:00:04 | 映画

はじめ予告編を見て、心臓移植をめぐっての複雑な人間たちの葛藤の物語と思った。まあ、そういう物語だったが。

主役はショーン・ペンナオミ・ワッツ。二人とも素晴らしい役者だ。

私は、ショーン・ペーンという役者の演技が怖い。多分「アイ・アム・サム」を見てからだろう。ロバート・デニーロより狂気を演ずるのがうまい。過去の配偶者がマドンナとロビン・ライトというから驚きだ、まるで筋肉との結婚だ。

ロビン・ライトは数年前にケーブル・テレビで見たドラマ「ハウス・オブ・カード」で副大統領の妻役で見た時から注目していた。硬質な魅力を持つ女優だ。

ナオミ・ワッツは始めて見た時にニコール・キッドマンの小型版かと思った。ところが、二人とも無名の時にオーストラリアの同じ演劇学校で、今も個人的に仲がいいと、後から知って驚いた記憶がある。

ストーリーは時間の前後が錯綜しているが、途中からわかりやすくなる。白黒映画のような色彩感であった。

ネットで映画を見るときは、いつも細切れに見るのだが、これは通しで見てしまった。

久しぶりに肩が張った映画であるが、良かった。

タイトルの21グラムは初めは心臓の重さかと思った。どうも魂の重さであるとか。人は死ぬと21グラムだけ体重が減るそうだ。

日本人的には魂の重さが2.1gぐらいなら信じるかもしれない、…。(2003年公開)

 

コメント
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