玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

「戦術核」の後に何が起きるのか

2022-03-17 19:13:36 | 時事

この卑劣な「戦術核」の戦略・戦争は、今まで産業革命以来、世界の中心であった正統の欧米地域と歴史的に基から欠けた非西欧という西欧以外のユーラシアの地域との戦いのような気もする。当然に中国が非西欧に含まれているのは言うまでもない。

世界全域、或いは随所で、核を巡ってチキンレースが起こり、何かのはずみにミサイルが飛び、日本のような原発の国に命中したり、実際に核弾頭が搭載されたミサイルにより、この地球に、広島・長崎以外に原爆が落とされたり、チェルノブイリや福島のように原発災害が起こることになるかもしれない。

少なくとも、そういうことは無いということは言えない状況に、現在は世界全体が追い詰められている。本当に困ったことである。

まあ我々年寄りにとっては、自然災害ではなく、人為的に、しかも若い人と一緒に、一瞬にして、原爆で、又は原発で死ねるかもしれない。

でもそれはほとんどありがたくないものである。

或いは、コロナによって肺炎になって死ぬかもしれないが。

ともかくも、今や全く変な世界になったもので、若い人や子供さんは可哀想と思う。

ふと思ったが、ロシアの「戦術核」とは、北朝鮮のミサイルのお株奪うモノでもある。

だからか、最近やけに北のミサイルの試し撃ちが多い。

「戦術核」の本家の自己主張だとすると、嗤うに嗤えない、ひどい話だ。

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戦術としての核使用

2022-03-16 19:05:28 | 時事

「戦術核」と云うのがだいぶ前からロシアで現実的戦術として検討されていたことをネットで知った。(3・9日本記者クラブでの小泉悠氏の講演「ウクライナ」)

突然と思われたロシアのウクライナ侵攻は、だいぶ前からロシアの軍事機構で研究されていたそうである。

敢えて素人として言わさせてもらう。

経済力が無く、国民に大国の誇りを与えられないロシア君主プーチンが、かつての米ソ軍事競争で余剰となった核兵器を利用して、経済的な負担を少なくして、領土欲と大国欲の復活を目論んだのが今回のウクライナ侵攻ではないだろうか。

ただし、そこにはアメリカが核戦争を絶対に避けるという合理化の規制、第三次世界大戦を絶対に避けるという厳然たる欧米西側の論理があるという前提条件があって、初めてその卑劣で吝嗇で残忍なチキンレース戦術は成立するのであろう。

しかも、この戦術の条件整備の入り口は、何をするか解らないトランプと旧東ドイツ出身のメルケルの二人が世界政治の舞台から抜けたことによって初めて可能になったのではないかと思う。

全く卑劣で残忍な振る舞い、そして自国民への欺きや犠牲の面でも、プーチンのやり方に心底からの怒り覚える。

今回の件で、ロシアは100年の時間が失われ、また世界の信頼を100%失った。

世界の注目が集まったプーチンの顔には、欧米社会の特に米国へのゆがんだ被害者意識が垣間見える。そこには復讐や怨念のルサンチマンを充分に視ることができる。

この国にもよく見ると、小粒なルサンチマン政治家が何人か居る、・・・。それが大粒にならないように気を付けねば。

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三回目のワクチン

2022-03-15 19:35:40 | ブツブツ

先週末に三回目のワクチンを打った。今までの2回のワクチンはコロナに罹らないために、罹っても社会になるべく迷惑をかけたくないという気持ちで必死だった。

今回は、もしコロナに罹った時に、年寄りのくせにワクチンも打たず、逼迫した医療に迷惑かけやがってという非難を避ける為の理由が強かった分、何かの同調圧力なのか、ともかく疲れた。

たぶん季節的要因で、これからコロナが収まれば、またGO TO トラベルでもやって、参議院選挙に向けて自民党は地方の観光地の集票をしだすのだろう。

貧しい者、弱い者への助力者と成れないで、庶民には解らないジェンダーとか多様性とか宣って、頭でっかちの立民は、企業の下僕のような連合にも捨てられ、結果は更に衰弱するだろう。

せいぜい岸田首相には強力な党内地盤をつくっていただき、党内部の浄化をぜひ実施してもらいたい。まずは、元総理大臣だろうが、町の爺さんだろうが、同じ国民として平等で公平な扱いがされるのが基本ですから、モリ・カケ・サクラ、そしてカワイ事件の清算をしてください。

コロナに負けないように?奮発して烏骨鶏の卵を買いました。四つで730円です。食べても、あまり変わりませんでしたが、…。

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煎じた爪

2022-03-14 15:57:46 | 時事

今非道で残忍なプーチンの振舞の犠牲になろうとしている遠くウクライナの人々を考えると、これまた世迷い事と言われそうだが、コロナ禍にあって、ショック・ドクトリン(惨事便乗型資本主義)ならぬ、惨事利用型軍事侵攻だと思う。

ミャンマーの成功をきっかけにしたのか、抑々ロシア・ワクチンが効かなかったための国民の不満のはけ口にしたのか、狂人の指導者の心情は解らないし、解りたくもない。

この国でも、アベ系の右傾自民党はこのウクライナ・ショックを利用するかもしれない。

それは「九条骨抜き」か「緊急事態条項の創設」と云った憲法改正に突入するかもしれない。

岸信介はA級戦犯を遁れて、この国に何を残したのか。少なくともアベという倫理感の欠けた孫を残したたことは如何なものか。米国従属の右傾自民党の礎を残したことは如何なことか。

城山三郎は『落日燃ゆ』の中で、先の戦争の原因を、「長州のつくった憲法が日本を滅ぼすことになる」と書いている。つまり長州の伊藤博文が作った旧憲法の「統帥権の独立」を許した構造を指してのことだろうが、この国には、戦前も戦後も、長州(山口県)出身の総理が多すぎる。

そして、やみくもに旧憲法の方向をただ賛美するだけの無学な輩があまりに多い自民党の旧指導層の末裔たちに、プーチンの煎じた爪を見る。実にウクライナの惨禍はこの国にも降りかかろうとしている。

路地もの野菜を買った。春菊、切干し大根、サラダ大根。これからの生活は、こういうモノが大切なもの、貴重なものになるだろう。

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ロシア(ソ連)への脅威

2022-03-11 19:21:29 | 歴史

今、ウクライナへのロシアの侵攻・侵略は、この国の遠くの出来事ではない。

ロシアという国は日本のすぐ傍にある。実は北方四島で国境を接しているのだ。

日本が過去に日清戦争、日露戦争をしたのは、周囲の中国とロシアという大国からの脅威が原因であった。

そして、この国が米国と無謀な戦争をした理由の一つには、1939年 9月15日モスクワで停戦協定の調印したが、ノモンハン事件と云うが、日本軍の死傷者は1万8千~2万3千人とも云われ、事実は敗戦であった。

本来なら日独伊三国同盟の立場から、ドイツを助けて日本もソ連に攻めると思うや、陸軍をしてソ連を恐れ海軍の仮想敵国である米国との戦争に加担して、あの太平洋戦争の敗北となった訳である。

日本の不敗神話は元々怪しい作り事のようです。単に情報の隠蔽の上に成立していた。

ところでロシアのプーチンが国家指導者としての精神や人格が政治的な合理性を欠いてるとしたなら、20世紀のヒットラーやスターリンの再来であろう。

日本にも近頃ヒットラーように口が達者な人がいるようだから、気を付けねばなるまい。

(参考文献:半藤一利ほか『昭和史の論点』文芸春秋/古屋哲夫『日中戦争』岩波新書)

薬局で抗原検査キッドを貯まっていたポイントを使い、買いました。でも、コロナはいつまで続くことやら、…。

 

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