玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

腐った新聞には腐った国家が似合う

2022-11-23 10:20:03 | ブツブツ

「…統一教会、…と思い込み」と犯人の動機を即座に報道したマスコミ各社だった。

「思い込み」というからには、「あくまで勝手に思い込み、事実はまた別の…」という意味がある。それをリークしたのは警察だったのか、それとも忖度報道なのか?

その後、それに関して報じないマスコミ各社があって、今や頼りは、週刊誌とスポーツ新聞、それにネットの情報である。

権力に忖度ばかりの大手マスコミ、放送局はもういらないな。八百屋なのに、魚屋なのに新鮮なモノを売らず、加工した缶詰ばかりを売っているような感じだ。

そう云えば、いらないものが多過ぎる。今や重度化しないワクチンを若い者にも打てと云う医系技官の専門家も全く信用ならない。この怪しい専門家というのもいらない。そんな肩書より必要なのは確かな情報である。ワクチンで何人死んだか、それを発表するべきだ。

だから、この国の若者から年寄りまで、自衛の為にマスクを手放さない。

そう言えば、布マスクを日本全国の各家庭にまで配布してくれたお方は居なくなったが、その原因を作った犯人は依然として精神鑑定という名の座敷牢に閉じ込められている。

裁判になって本当の動機を言われることが余ほど恐いのだろう。

それを恐れているのは誰なのか?どこの機関なのか?それすら我々国民には知らされない。これで民主的な国と言えるのだろうか。だから現状に合わせて、もっと酷い、醜い憲法を変えるのかな。

随分前に『幕末暗殺史』を古本屋で買った。そこで名もない幕末の浪士たちの生き様を知った。血腥い時代であった。

近頃アマゾンで森川哲郎氏の本が少ないと知ったので、慌てて『現代暗殺史』を買った。

森川氏の父は満州でテロで殺されたそうだ。また、彼は帝銀事件の平沢救援運動に関わったとのことである。

 

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支持率が低くても・・・。

2022-11-22 10:18:45 | ブツブツ

一体どうすればいいのか?岸田の後は、あの恫喝の茂木?それとも偏頗な河野?ぐるっと回って悪徳のスガ?政治家である前にヒトとしてどうなのだ!要するに、自民党は人材が枯渇している。

今回、辞めた葉梨氏、寺田氏も大物政治家の娘婿だとか。結局、自民党は世襲政治家がほとんど、つまり江戸時代の幕藩体制ということだな。

そう見ると幕府が政府ということになる。昔は300諸藩といったが、実際は250藩ぐらいだろう。

衆議院定数が465人、今その10増10減で、江戸時代の大名の移封騒をしている訳だ。ということは、各選挙区は年貢をいただける有難い封土ということかな。何とバカバカしいことだ。

その幕藩体制に入りたがっている立民党の右派も居る!これじゃ、この國はどうなるのだろうか???

維新の会はディナーショーと掛け持ちの政治家もいるとか。また、新選組は消費税をゼロにしたら、資本税でも取るのか、それならほぼ革命だね。

何かみんな上っ面だけで、何もない、…。そういえば、この両党の名前が幕末なのが気になる。

我々世代は現役の時に、余りに政治や国家に無関心だった。今その惨状を目にしている。そのツケが来たのかもしれない。

コロナ引き籠りから、久しぶりに街に行った。

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日米戦争 ―東條英機は独裁者ではない―⒅

2022-11-21 13:31:14 | 近現代史

日米戦争の前に、日独伊三国軍事同盟が結ばれ、ドイツにはヒットラー、イタリアにムッソリーニがいたが、日本には独裁者は居たのか?

東条英機は幼年学校卒で、二代目軍人で、恩賜の刀組(陸大成績7番以内)ではない、優秀な?軍官僚ということになる。若い頃に特に優れたところは感じられない。

東条は内閣総理大臣だが、戦前は単に筆頭大臣であり、陸軍大臣を兼ねているだけである。当時は軍部支配体制と云われたが、東條の他に、参謀本部杉山総長、島田海軍大臣、永野海軍軍令部総長が居た。

日本軍は四つの頭の龍で成り立っていて、それぞれ四者は別個の組織だったとも言える。

ミッドウェイ海戦で、海軍は四隻の空母を失うが、それを二隻の損失と偽って大本営には報告していた。陸軍がそれを知らなかったし、沈没した艦船がその後の作戦書類の中に生き残っていたという。

こんなバカげた軍部幕僚の隠蔽体質と責任回避でアメリカに勝てるわけがない。

なぜ真珠湾攻撃をやったのか?これは主に陸・海軍の統帥部が決めたことだろうが、近代国家ではない、無謀で勝手で、お家の為と云いながら自分の為であったりする、昔の武士の「ハラキリ」に似ている。

グルー米国大使もこの事に気づいて本国に真剣に報告していたが、当時ルーズベルト政権はこれを重大に受け止めなかった。

石油を全面的に米国に依存していて、それを禁輸したのに、その当の石油欠乏国が攻めてくる。誰が考えても無謀で、頭が悪い、自傷的な戦争だ。

そんなことはしまいと高を括っていた米国はまんまと裏をかかれて、あの真珠湾奇襲が成功したとも言われている。

私には東条は永田鉄山の腰巾着としか見えない。永田が暗殺されて、本来なら出世コースから外れるところが、どっこい生き残った。それは永田と一、二位を争う梅津美次郎の後任で陸軍次官になったことであろう。

梅津が若い頃に欧州に派遣されていた時に一緒に働いていたのが東条なのであり、梅津が帰国した後の後任が永田なのである。結局陸軍エリート・コースの人脈の故の出世であり、そもそも格下の能力の軍官僚であった。永田と対抗した皇道派の小畑敏四郎は、東條のことを「東條の能力はせいぜい大佐どまりだ。とうてい国を治める人物ではない」と評した。(次回へ)

【参考文献:グルー『滞日十年(下)』毎日新聞社、半藤一利他『「昭和天皇実録」の謎を解く』文春新書、戸川猪佐武『東條英機と軍部独裁』講談社、須山幸雄『小畑敏四郎』芙蓉書房】

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新聞にも責任あり

2022-11-18 18:49:09 | 近現代史

近現代史は、巨大な嘘のゴミ山、雑草で覆われた虚構の陋屋からまだ使える、壊れていないモノを探すのに似ている。ヒトはみな自分に都合の良いふうにウソをつくのを常としているから。

いま一冊の古本が手に入った。嘘を活字という確かそうなもので現していくのは面白いというより、吐き気を感じる。

ポツダム宣言を「黙殺」と書いた朝日新聞が、同盟通信は「無視する」という言葉を使った。鈴木貫太郎首相も「黙殺」と使わなかった、という説もある、と事実を混乱させるが、それなら、何故朝日新聞は「黙殺」と見出しに置いたのだ?

最後は、米国の原爆投下は「黙殺」発言以前に固まっていた、と責任逃れだ。

だから、何なんだ?「政府は黙殺」と書いたが故にヒロシマとナガサキに原爆が落ちたという一連の経緯を、とりあえず、責任回避したいのだ。

どちらにせよ、責任は政府にあるが、新聞にもあるのだ。

作家高見順は終戦後の8月29日の日記に「敗戦について新聞は責任なしとしているのだろう。度し難き厚顔無恥」と記した。

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二番手の官僚たち

2022-11-17 15:20:34 | 政治

巷のネット話ですが、かつてのアベ官邸に関わる官僚たちは、優秀であったが、事務次官やトップに成れなかった二流の、又は二番手の官僚たちで構成されたとのこと。

官邸官僚で有名なのは、杉田氏、和泉氏、黒川氏、中村氏であろうが、後ろの三人は、民主党政権の置き土産人事だったそうである。

第二次安倍政権時の初期までは、各省からは次官候補の一番手を送らず、二番手を送ったとか。ところがすぐに民主党政権が倒壊し、二番手の官僚たちは出身省に戻ればどんな処遇が待っているか恐れて、必死になってアベ・スガに忠誠をつくしたのでしょう。

その結果が、例の黒川氏の甘利・小渕氏の不起訴や中村氏の山口何某への逮捕状引っ込めに繋がったと考えられます。

しかし、アベ・スガ政権は、その逆の、政権に忖度しない官僚には、凄惨な見せしめの左遷や貶めの評価をしたとか。

今でも思い出すのは、スガ氏は前川喜平氏に対して「その地位に恋々として…」と貶めた。不思議でならないのは、あの武骨で文学性の乏しそうなスガ氏が、「恋々と」と洒落た言葉を知っていたことに驚いたものでした。

兎も角も、この見せしめの効果がアベ・スガ政権の恐怖官僚操縦術につながった。

各省庁は傷ついてもかまわないと送った二番手官僚が、次官級トップになる人事が内閣人事局によって実現されるようになると、以降、一番手官僚を送るのが常態化したとか。

がしかし、忖度が上手い官僚は必ずしも政策作成に有能ではない、ということであろう。

どうもこの十年、政策的には随分と遠回りをしてしまったようだが。さらに岸田政権が迂回するのかどうか、分からないが。

いずれにしても、この國の55年体制以後の自民党と官僚の政・官システムが痛んで機能不全となっているとしか見えない。

夏に路地物で買ったチェリーセージ(50円)が花をつけた。

ちょっと、うれしい。

 

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