ハンナ・アレントは政治の定義で、「政治とは権力(power)をめぐるものだ」と云ったとか。
今のこの圀の政党政治の惨状は酷い。コロナのワクチン接種事業の委託を受けた旅行業者が水増し請求をしていたとか。旅行業界は自民党の二階派に親しいとか。質問権行使ばかりで、いつまでたっても統一教会の解散命令が出ない。これは自民党の安倍派が止めているのか?結局自民党は権力を使うために派閥権力闘争に明け暮れているのではないか。
また、アレントは「政治が少なければ自由は多い」と云ったとか。
アベ・スガ・キシダは権力を使い過ぎて、人々の自由は少なくなっていないだろうか。
和歌山事件の彼は「安部の国葬を閣議決定したこと」を問題にしている。明らかに、国会を軽視したキシダの横暴さが明白に出ている。
現憲法の前文に、主権者である国民は「国会における代表者を通じて行動する」ことになっている。その国民主権の代理者である国会を無視し、キシダは首相の権力(暴力)で国葬を勝手に決めたのである。その明白な民主主義への背理のことを何も言わない専門家というヒト?そして、言わない自由を行使するメディア。利益配分の権力(官僚指導)ばかり使って、本来の国民の代表者の政治をしない自民党と自公議員、野党の多くの議員も。
その結果は、一部の企業利益に貢献し、国民所得は減って、段々人々の自由は少なくなる。アレントが定義しない政治へ流れることは、これは「政治をしていない」ということではないか。この圀は政治の不毛地帯だ。
【引用文献:バーナード・クリック『現代政治学入門』、佐々木毅『政治学講義』】