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「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「手ごろなプロ野球観戦」

2014年08月28日 | スポーツ・観戦

  
  試合開始直前のキャッチボール        試合終了。勝った場合、観客に一礼   試合終了後、若手の練習は続く

久しぶりにプロ野球2軍の公式戦を観戦した。
わが家からクルマで20分ばかり走った山の中にある、広島カープ2軍練習場でのウエスタンリーグ、阪神戦。
コンビニで買ったお弁当に、よく冷えた麦茶マイボトル。小さなパイプ椅子とタオルに団扇、麦わら帽子。

どこに出かけるにも先ずはかっこうから。これだけは一人前。あれこれ準備怠りなし。
と言いたいところ、お好みの場所を陣取ってパイプ椅子を立て、さあ試合開始を待つだけ。そこで思い出した、アッ!しもうた、カメラを忘れた。
そんなとき、慌てず騒がず、と負け惜しみ言いながら携帯電話カメラをかざす。
まあいい、なんとか記念になる写真とブログアップ用には事欠かないものが撮れた、ということにしておこう。

金網越しに目の前でピッチング練習をする。
投手の手から離れたボールは、風を切って唸りを上げる。“ シュ~~ ” “ ドスッ! パチンッ! ” 音を立ててキャッチャーのミットに収まる。小気味よい音が耳に心地いい。二軍戦ならではの見どころである。

本来ならここにいてはいけない背番号や、テレビで見慣れた顔がいくつもある。
「あんたがここにいちゃいけんじゃろう、早く上に戻らないと・・・」と一声かけたくなる。が、あまりにも目の前過ぎて声にならない。
スタメンに名を連ねたこのようなベテラン選手だが、試合の中ではそれらしい結果は見いだせなかった。
相手投手だって、二軍の成績如何によっては、来年の年俸評価の対象となる一軍昇格がかかっている。簡単には打たせはしない。

そんな中、一軍と二軍の往復を繰り返す若手選手はまっこと活きがいい。動きも切れていてエネルギッシュそのもの。
「早く一軍に上がって、ヒットを1本打てよ」と応援したくなる。
目標を持って、ひたむきに汗を流す躍動感は、ベテランにない新鮮さを感じる。
一方で、成績不振で二軍に落ちたベテランには、何かしら周囲を圧する威圧感はある。しかしそんなものはどうでもいい。ペナントレースはいよいよ胸突き八丁の9月戦線に突入する。早く一軍に戻ってポジションを取り戻さないと・・・。

この日は内野守備の乱れで1点は献上したが、すぐに5点・3点と相手投手を打ちのめした。今の一軍の勢いを見せるようだった。
負けるより勝つのに越したことはない。面白かった。でも二軍戦では、どの選手にも早く一軍の華やかさを味わってくれよ、と願う親心が頭をもたげて、一抹の寂しさを感じながら帰途につく。孫の一人がプロ野球選手を目指したらなんとしよう。そんな心配はないか・・・。

コメント (4)
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