「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「背に腹は代えられず」

2024年10月15日 | 晴耕雨読

               
                     ヒヨドリ

旺盛な食欲を誇るヒヨドリ。お腹を満たすためなら大抵のものは食べる。モズほどの肉食性はないようだが、木の実から畑に出来る野菜類まで大方のものを食べる。食べると言えばかっこいいが、食べ散らかす、無茶苦茶に食い荒らす。ここらあたりが多少なりとも農作業を楽しむ者にとっては、許し難い敵となることもある。

今朝も起きがけにヒョイと窓越しに畑を見れば、何とピーマンの木にあの大きな身体で乗っかって、ピーマンの葉っぱを丁寧に辛抱強くついばんでいる。ピーマンの実ではないから直接的被害はないのだが、キャベツや白菜、大根の葉っぱなら納得もするが、あの苦みのあるピーマンの葉っぱが美味しいのか訊いてみたくなる。
もっとも、背に腹は代えられないという論理から言えば、お腹が空いたら先ずは何かを食ってお腹を満たす。この気持ちは納得できるし、ピーマンの葉っぱでも新鮮な青みとして食べにくるのなら、まいいかと半分赦すことになる。今年はあの暑さゆえに木の実も満足に熟してはいないようだ。

ただこのピーマンも、秋茄子と同じで、夏の終わりにしっかり刈込み一旦丸坊主に戻した後、水やりをして育てた秋の実なのである。勝手食ってもらっちゃ困る、が、わざわざ追い払うことまではしない。人間は野菜不足で値上げにヒーヒー。ヒヨはヒヨで、食料の不作に嘆いているに違いない。ピーピー鳴いているいるようだ。人間にとっても生きずらい秋は、せっかくエサを求めて渡って来たヒヨにとっても生きずらいのだろうねー。我が家のクロガネモチも家主が高齢になって、剪定が難しくなったから完全に伐採。今年は実を食べさせてあげられないねー。人の世も小鳥の世も大きく変わらないのか。

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