仲良し同級生が主宰するカメラ愛好家グループによる写真展が開かれている。年に1~2回の開催で、今回が39回目という。実に息の長いグループ展である。
必ず葉書による案内状を頂くし「アンタの感覚で忌憚のない意見を聞かせてくれ」と頼まれてもいるので、岡目八目ながら欠かさず鑑賞させてもらっているし、男の約束で、正直な意見を言わせてもらっている。
ただ、展示されている作品は、確かにプロフェッショナルではないが、市の美術展覧会の入賞作品や各種コンテスト入賞・入選作品もずらり並ぶ力作展である。観る側も1時間以上をかけてじっくり。
額に収められた作品の息吹を感じるのは当たり前だが、作品に添えられたタイトルや、作者の思いを伝える一言についつい厳しい目が行く。タイトルと作品がピタッと合っているいると、私自身がホッとするからである。逆に「この写真にこのタイトルはないじゃろう」と思う場合もある。それが結構多い。
「オレなら、こんなタイトルにするけどね~」と大きなお世話も腹の中でつぶやいたりする。
当然、メンバーの緩やかな異動はある。ごく親しい友が長い間出展の中心であったこともある。会社の後輩で、一生懸命師匠に付いて行こうとした若い衆もいたが今はいない。それでもメンバーの数は増加の傾向であるという。全国をまたにかけ、一瞬のシャッターチャンスに賭ける撮影旅行も、彼や彼女にとってこの上ない魅力なのだろう。がんばれ、写団「のら犬」応援しているよ。