ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

なぜ招待されたがるのか?天皇皇后

2023-03-14 07:00:00 | 皇室報道

 アンゴラ大統領夫妻を出迎える両陛下。

雅子さん、距離遠いよ・・・ 本当に好き嫌いがはっきりしてて。

しかもマスク着用で。皇室では当面の間マスク着用だそうで。

という事は園遊会もか?

 

正式にチャールズ国王の戴冠式に秋篠宮両殿下が出席する事になりました。

当たり前と言えば当たり前ですが、宮内庁は「両陛下と相談し」とも言っているので奥のあたりが「行きたい行きたい!!」とゴネタんだろうなと思います。

八幡氏の文章によると

 1902年のエドワード7世の戴冠式には小松宮彰仁親王が出席

 1911年のジョージ5世の戴冠式には東伏見宮依仁親王が出席

 1937年のジョージ6世の戴冠式には秩父宮両殿下が出席

 1953年のエリザベス女王の戴冠式には皇太子明仁親王が出席

 小松宮と東伏見宮はヨーロッパに留学していたので、外国の様式に長けていて貴族らとの交流がうまくできるだろうとの配慮。

しかし、両宮はどちらかというと末端も末端の宮でした。

秩父宮勢津子妃殿下は帰国子女だったので英語が上手で社交的。駐英大使の吉田茂の力もあって、序列は1番。そして両殿下はオランダ・フランス・ドイツ・スウェーデンを回った。

 明仁親王が出席した背景には、戦争を挟んで日本とイギリスの関係が悪くなり、特にイギリスでは反日感情が強く、それを払しょくしたい国の意向で皇太子が出席。とはいえ、チャーチルが午餐会をしてくれたり、女王が競馬で隣の席に入れてくれたり、何となく気を遣われての訪問だったけど、決して歓迎されていたわけではなかった

明治に日本の皇室を近代化させる為に、どこの国をお手本にしたらいいのかと考えた時、ドイツかイギリスという事になったわけですね。

青年時代に外遊しイギリスへ行った昭和天皇は、当時の国王からとても優しく接して貰って、それが帰国の後、「女官制度」の改革に繋がったと言えます。

明治天皇があまりにも「無私」を貫き、親子といえどやすやすと声をかけられないような雰囲気を作り出し、だからなのか大正天皇は子煩悩で西洋好き。

昭和天皇は厳格派とマイホーム型の天皇を知り、「自分はどうしたらいいか」と色々考え、側室を置かない選択をしたわけです。

その代わり「後継者」を生み出す為に多大な努力をされた事はよく知られています。

昭和天皇が示されたのは、「やった事には責任が伴う」という事ですね。

 

さて、話を戻して「戴冠式」ですが、「イギリスを手本に開かれた皇室」とか週刊誌に書くようになったのは、恐らく美智子妃入内の後だったでしょう。

昭和の後期は、ひたすら「開かれた皇室」という事で、人気の美智子妃のファッションやら生活ぶりを公にして、まるで貴族のようにふるまっていたのです。

例えば、毎夏の軽井沢静養。プリンスホテルに滞在してテニスをする・・こんな贅沢な事を毎年やっていたし、プライベート旅行もしていたし。

昭和天皇と香淳皇后がいたから、皇太子一家が何をしようとあまり悪口も言われなかったし、皇太子夫妻は自ら公務を作り出してせっせと働いていました。

イギリスを始めとするヨーロッパの王室が、華やかな式典、パレード、きさくに国民に触れあう姿、時にスキャンダルも報じられて、よくよく考えたら問題ありだったのだけど、それこそが日本が目指す「開かれた皇室」だったのです。

 

2011年、秋篠宮両殿下にウイリアム王子の結婚式の招待状が来ますが、これにどうしても行きたがったのが皇太子夫妻で、横やりを入れ招待状を天皇当てにして貰って、皇太子夫妻に下げ渡される形になりました。

しかし、そもそも当時のウイリアム王子は「女王の孫」であり、皇太子夫妻からみれば格下になります。格とすれば秋篠宮でよかったのです。

それを横取りした挙句に罰があたったかのような東日本大震災が起きます。

皇太子夫妻は「あきらめざるをえない」と言いました。

昭和の頃、チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式に出席したのは同格の皇太子夫妻でした。

とはいえ、決して序列が上だったとは思いません。

回りの人達が美智子妃の「花嫁」っぽい帽子とベールに違和感を持っているのがありありとみてとれます。

八幡氏の文章を借りると、昭和天皇は1971年に英国を訪問しています。

それまでアレキサンドラ王女やチャールズ皇太子の来日はあったものの、女王の来日は実現していませんでした。

そこで、一肌脱いだのがベルギー王室で、ベルギーが昭和天皇を招待する形で、イギリスとオランダ訪問も実現したのです。

しかし、昭和天皇は決して歓迎されたわけではありません。

色々あったんですよね。

で、1975年にエリザベス女王が来日。

しかし、この時以後、女王は一度も来日していません。

昭和の斂葬の儀にはエディンバラ公が一人で参列。その時も「イギリスは天皇陛下のご崩御に王配だけでいいと思っている」と言われたものです。

つまりイギリスはこの時もまだ戦争中のわだかまりをといていないわけです。

いくら、浩宮が留学しようと、礼宮が留学しようと公式的見解は「日本を許してはいない」って事だと思います。

平成の即位の礼にはチャールズ皇太子夫妻が出席。

チャールズ皇太子夫妻はその数年前に「公賓」として来日しており、日本人的には美しいダイアナ妃を見る事が出来て万々歳だったけれど、なぜ女王が来なかったのか・・・と思います。

 

そして平成の天皇皇后は「天皇は葬儀には出席しない」という慣例を無視して、ベルギー国王の葬儀に参列しました。

個人的に王妃と美智子妃が仲良しだったので序列は1位。

それに腹を立てのがイギリスで、その時から女王はベルギーを訪問しなくなりました。

日本の皇室がヨーロッパの王室同士の付き合いを壊してしまったのです。

上皇夫妻はベルギーには特に思い入れがある・・それはわかります。

しかし、だからと言って慣例を無視したり、回りをよく見ずに「ご意思」を通すととんでもない事態に陥るのです。

 

今回、エリザベス女王の国葬に無理やり参列した天皇皇后。

その結果、恥をさらす事になりました。それなのに、まだ戴冠式に行きたがり、さらには秋に訪英をもくろんでいるというのですから呆れてものが言えません。

なぜ、天皇皇后はそんなにもイギリスから招待を受けたいのでしょうか?

それではまるで、日本の天皇が格下でイギリスにおもねっているように見えませんか?

まずは、チャールズ国王夫妻を国賓として日本に招き、それから答礼訪問の形の方がおさまりがいい筈。

それもこれも、天皇皇后がイギリスの国葬にいかなければよかっただけの事なんです。

だってイギリスはコロナさえなかったら、即位直後の天皇を招待すると言っていたのですから。

それが招待される前に自らイギリスにかけつけ、皇后は行事に出ないで葬儀にだけ出席という無礼を働きました。

ヨーロッパから見たら「あの人はそういう人だから」と無視されるだけだけど、いわゆる皇后の本性を見せつけられてわざわざ「招待」しようとは思わないのでは?

オランダの二の舞は嫌ですもの。

何より、日本とイギリスの外交問題として、片側ばかりが行くのはまずすぎる。

英国の国王があっちこっち行くのは、そうやって連邦をまとめなくてはならないからで、日本はその必要はありません。またヨーロッパの王室と親戚でもありません。

国と国の付き合いが対等であるべきと同じように、王室同士の付き合いもまた同等でないと。

「朝貢」するわけじゃありませんから。

 

それゆえに、今回の戴冠式に秋篠宮両殿下の出席は妥当なのです。

 

 

 


コメント (14)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 皇室ウイークリー | トップ | なんか悔しい韓国ミュージカ... »
最新の画像もっと見る

14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (石田)
2023-03-14 11:23:02
秋篠宮家ご夫妻の訪問が正式に決まって、本当にほっとしています。
国王の戴冠式は一部の地元メディアにからかう論調も見られますが、結局は笑顔に包まれた華やかな式典が展開されるでしょう。本当に楽しみです!
新参ファンで失礼ながらひとつリクエストがあります。
>オランダの二の舞は嫌ですもの。
あの晩さん会会場入り口での映像を見せられて以来、私は皇室とオランダ王室のこれまでの「友好関係」について、色々とネットを漁っているのですが、イギリスと違ってわかりにくいものがあります。いつか、お手すきの時に「オランダ王室編」も書いて頂きたいです。
返信する
Unknown (コオロギ)
2023-03-14 12:27:51
ふぶき様
書かれている事すべてに拍手喝采です。
秋篠宮両殿下で正解です。
返信する
Unknown (キンポウゲ)
2023-03-14 14:10:42
そうですよねえ、訪英がしたくてしたくてたまらない陛下夫妻なんて世界広しといえども、あのふたりだけでしょう。

チャールズ結婚式の美智子さんの花嫁もどき帽子、帰国後デザイナーに「めだってよかった」とおっしゃったとか。デザイナーにばらされてますよね。

ベルギーの元王妃の葬儀に美智子さんは政府専用機で弾丸訪問。法王でもない聖職者にふかぶかとお辞儀をして回りの王族に笑われていました。
国民に恥をかかせないでくれと思ったものです。

その息子夫婦の醜態はいわずもがな。ほんと恥ずかしい。
いちど正式に国賓として招待されたからといって、それは流れたこと。
今年の秋に招待されるかはまだ未定のはずです。元首も代わったことだし。それをもう行く気満々なんて、、、
返信する
Unknown (北の国お帰りなさい)
2023-03-14 15:13:07
なぜ招待されたがるのか 負債
おにのあたりが「行きたい行きたい!!」とゴネタんだろうなと思います。
みっともないですよね。
ヨーロッパの王族には嫌われているのにのこのこと末席に座って、だれからも話しかけられず、だれからも存在を無視され
それでも
〈行きたい行きたい》とゴネれば、わがまま通と思っている。
国益を損ねるのなんて、なんとも思わないらしい。
またドレス三昧で散財ですか?
皇室を追い出される前に、せっせと蓄財して北に送金ですか?
売国奴にもなりませんよね。だって、ルーツが北だもの。
返信する
Unknown (スイトピー)
2023-03-14 18:36:42
ベルギー国王の葬儀について、一か月後に行く予定もあるから政府と宮内庁の話し合いで参列は一度見送られたのに、皇后周辺からの強い要望で一転、参列することになったと、「美智子皇后のご希望で 昭和天皇が愛した皇居自然林が丸坊主」で書かれていましたよね。

君塚 直隆氏の「女王陛下の外交戦略」で読んだのですが、イギリス王室からの要望で、王宮からの葬列に加わりたいので、女王の為に最前列を用意してほしいとベルギー側になされたが、最前列は一番親しい人の場所なので次の列に入って欲しいとベルギーから返答が来たので、ブリュッセル駐在の英国大使までがどうしても最前列でなければ困ると強硬に抗議したがベルギーの回答は変わらなかったとありました。そして、本来、女王が歩く場所は日本の二人が歩いたと。

結果、ボードワン国王の弟は、ガーター勲章をもらえず(2008年時点)、女王から公式招待もされず、女王はベルギーを公式訪問していないという事態になったそうです。


不思議に思ったのは、君塚氏の書いた通り、初めから最前列を断っていたなら、女王はそこまでお怒りになるだろうかということです。そこで、日本からの参列が二転三転したことと関係があるのではと思いました。日本からは来ないから、一度、最前列と決まっていたことを反故にされたというのなら、大使の強硬な抗議や女王のお怒りも納得できます。

エリザベス女王への対抗意識?なのか、ヨーロッパの王族に割り込んで、確信的に火種をまいた気がします。チャールズははっきりしているようですから、明治天皇から始まったガーター勲章が、ナルさんはもらえなかったりして。皇室とイギリス王室は公的地位が前提の関係なのに、個人的関係のような仲良しを強調する幼稚な報道ばかりで嫌になります。
返信する
Unknown (こゆき。)
2023-03-15 00:13:03
ふぶきさんの仰る通りですね。
なぜそんなに行きたいのか。
葬儀行けたのに同じ私達が戴冠式行けないのっておかしい!って騒いでいそうです。
そういう理屈なんだろうと。彼女の中では。
さらに私の至らぬ頭で考えると、、うるさ方は居ないし、買い物や旅行したい!
Harrods行きたい!アフタヌーンティーもしたいわ。
さらに自分は英語が得意だし通訳も要らない(と言っても自称)。イギリス満喫したい!
愛子の留学も取り付けないと!
これがアジア圏の王族だったら、ゴネたりしない筈。
行かないって始まりそうです。落差パない。
むしろ欧米は私に担当させて!と鼻息荒くしていそうです。
海外に行かない事が私の、、、過去の発言からこの人は外交というより単に欧米旅行が好きな人という感じを受けたので、、、。
彼女にとっての海外は欧米なんでしょうね。
元北米二課だし。
返信する
Unknown (こゆき。)
2023-03-15 00:26:56
続きです。
さて日本もマスクなどが段階的に緩和されつつあります。
彼女達にとっては、コロナ禍はずっと続いて欲しかったものなのではとお見受けします。
ずっとお籠もりしていたかったのでは。
リモート公務サイコーだったかも知れません。
娘も学業優先にしとけばいい。
女王の葬儀はゴリ押しで行けて良かった(?)けど、引き替えに園遊会は逃げられなくなった。
今はどの辺りで、波を出すか検討中ではないですか。
返信する
Unknown (ゆうこ)
2023-03-15 02:45:03
ヨ―ロッパの王族の関係もなかなか難しそうです。
エントリー内容と全くちがう話で恐縮ですけど、EUって要するに昔の神聖ローマ帝国何ですよね。だからイギリスは始めから関係ないんです。
昔のフランク王国(ドイツを中心とする)が段々変化して神聖ローマ帝国に成りました。
本来はイギリスの王室を中心にヨ―ロッパの王族は殆んど親戚です。フィリップ殿下もギリシャの王族ですが、先祖はエリザペス女王と同じ人物に繋がります。
現在の世界で起きているワケワカメな出来事は、実はイギリス王室を中心とする勢力と、神聖ローマ帝国の勢力の戦いだと言われています。(イギリスのロスチャイルドとフランスのロスチャイルドの戦いでもありますが・・・)
アメリカの銀行が二つ倒産しましたが、次は・・意外とクレディ・スイスでそのつぎがドイツ銀行なら筋書き通りに成ってしまいます。成らない方が良いにきまってます。
エリザベス女王が日本を許さないと言うより、日本が元々イギリス派と言うよりEU派何でしょうね。だってドイツとイタリアと連合組んでました。一時だけでしたが。それが最近イギリスが日本になびいています。何ででしょう。
騒ぎに巻き込まれるのは困りますけどね。
返信する
Unknown (匿名)
2023-03-15 10:40:35
そんなに欧米に行きたいのなら一日も早く皇室から離籍して、(全く役に立たないのですから。)娘と共に自由にイギリスでもアメリカにでも移住すれば宜しいのに!でもこの方は《皇后》の肩書きは意地でも離さないと思います。
ところで春の園遊会、責務が重荷過ぎて壊れそうに思います。本当に大丈夫でしょうか?皇后の身体より園遊会が開催されるのか否か心配になります。園遊会まであと2ヶ月もないのに戴冠式へ参列したいことで頭が一杯の雅子皇后。初めから期待はしておりませんけど。もはやもう敬愛の気持ちもほとんどない今上天皇皇后から招待される方々も大変そうですね。辞退される方々もいらっしゃるのではありませんか?(イギリスのように)
春の園遊会、全くやる気がない感じが薄々伝わっております。前例もありますから、ひょっとしたらまた奪って取って渡英するかも?
返信する
Unknown (電気うなぎ)
2023-03-15 17:56:25
ふぶきさま、ごきげんよう。
おそらく、元々の目立ちたがり&セレブ志向が過ぎて、雅子さま(以下、この女性)をヨーロッパ王室のもとに駆り立てるのでしょうね。
この女性にとっては、自由に海外旅行が出来ないことに大変な努力が必要だったのですよね。
ヨーロッパの王室には、同じ色の服を本人の前で着用して「親愛の証」を連発。
この女性は、ふたごの妹たちが同じ服を着ていたのがそんなに羨ましかったのでしょうか。
相手は嫌がってるのに押しつけがましくて恥ずかしいです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

皇室報道」カテゴリの最新記事