暑いですね~~雨ごいしたくなります。
金曜日の13:30の回を見ました。
大劇場のショーだけは配信で見た事があるけど、「めぐり会いは再び」は初めてでした。
めぐり会いは再び
この作品、まさかPart3まで来るとは思いませんでした。
さすが小柳奈津子。
いやいや、あのルーチェが25歳。モラトリアムでニート?伯爵家の次男がいきなり王女さまとの結婚で王様になる? 女王の夫じゃないのか・・と変な所で感心したりね。
でも、関西でおば様方が「星組は宝塚らしくない」と言ってた意味がやっとわかりました。
そりゃあ「リスト」に比べれば、ヅカっぽくないかも。
設定も衣装もストーリーもいかにも宝塚なのになぜ?
音楽がメタリック
ごちゃごちゃ騒ぎすぎ
な所だと思います。上品さとか優雅さとか・・・そういう話からは程遠い?作品になってまして。それってパートが進むにつれてエスカレートしちゃって。
この感じが続きすぎるのも問題だよねと。
正直、柚希礼音の2作を見てない人には全然わからない。
「研6だけどわからない」って・・・そっか、それだけの年月が経っているんだわ~~と実感してしまいましたよ。
とにかく登場人物が多いのと、公爵家だ伯爵家だ・・前作を全部見ててもこんがらがってしまう内容だったのは事実です。
この作品を楽しむコツは、誰か一人に焦点を絞ってみる事ですね。
それにしてもルーチェも大きくなったもんだ。
探偵事務所の手伝いとはいえ、事件性のあるものは犬探しだけ?
ダートとかいう大泥棒の件はそっちのけで「王女さまの婿選び」の方が主体になってますので「真夜中の依頼人」というサブタイトルがなくてもいいんじゃないの?と思ったりして。
しかもこのダートという大泥棒は捕まらず。まるで続きがあるかのような終わり方で、ああ、小柳奈津子はまだ何か考えてるわねと思ってしまいました。
ストーリーはそんなこんなでごちゃごちゃしているけど、ルーチェがユリウスに慰められるシーンではなぜか涙が。
なんだろう・・・あまりにユリウスが優しいのと、ルーチェが本当に泣きそうな顔をしているからだったのかな。みんなこのシーンで泣いていたし。
その後のルーチェとアンジェリークの歌も退団者へのオマージュに聞こえてまた泣けるという感じです。
衣装に関しては、有村淳久しぶりのヒット!と思ったのがルーチェの黄色い服。
それと極美慎の茶色にブルーを添えた衣装。
だけど、悪いけどアンジェリークの衣装はどれもペケ。
我が家の姫が「小柳先生の中で舞空瞳はアリエルなんだわ」と言ってたのですが、何となく色使いでそうだなあと思いました。
特にブルーにピンクのリボンをだらだらつけたドレスは、リボンがおさかなに見えちゃって、マーメイドラグーンに迷い込んだのかと思いましたよ。
懐かしいレオニードの男装の衣装、それと色味がそっくりの上品なドレス。
音波みのりって本当にこの色が似合うんだなあと。
全体的にわちゃわちゃしてたけど、トップコンビがやっとそれらしく見えた作品として評価します。
Gran Cantante
配信で見た時は、あまりすごいショーっていう意識がなかったんですが、生で見ると迫力が違う。って何を当たり前のことを言ってるんだとお思いでしょうが、やっぱり銀橋にずらっと出てきてくれるのは嬉しいです。
ダンスも歌も何でも出来るトップコンビを筆頭に、成長著しく存在感が増してきた瀬央ゆりあや極美慎の華やかさが雰囲気。
「ニンジン娘」は懐かしいと同時に、トシちゃんが歌ってた頃は「くだらない」と思っていた歌詞が今になって「粋な歌詞」に思える。時代の流れなんでしょうか。それとも自分が大人になったって事かな。
女の子の日焼けをこんな風に歌に出来るってすごいわ~~
いやいや、ここは馬と人参さん達のダンスですね。有沙瞳がすっかり貫禄を増し、瀬央ゆりあを手玉にとってる様子が面白かったです。
「ボニータ」もいい曲だなあと思いつつ、私にとってはボニータは音波みのりなんだよねと思ったり。
そのあとは、まさにオールドファン向け「過去作品祭」にきゃ~~美保圭子さんありがとう!!って感じです。
「誰がために鐘はなる」と「バレンシアの熱い花」はどんな時でも素晴らしい。
でも私の中ではいつも鳳蘭と高宮沙知に変化する曲なんだけどね。
群舞のマント使いもすごく迫力があるし、ロケットもとってもかわいい。
大階段の群舞や礼真琴のダンス、「オンブラマイフ」もあちこち見ないといけなくて目が忙しい。
これ、全ツになった時、うちのありちゃんはどこに入るんだろうと不安になりながらも楽しめました。
星組ならではのアドリブや目線のいたずらが楽しくて、やっぱり生は一番だよねとつくづく感じました。
出演者について
礼真琴・・・成長したルーチェは気が利かないわりと身勝手な青年。でも、剣かしつつもアンジェリクとうまくやるんだろうなあと。銀橋でいきなり愛を告白するシーンも華麗に決めて、やっと舞空瞳とコンビらしくなりました。
ショーに関しては言うことなしですよね。歌唱力もあるし、得意だし。
舞空瞳・・・今までは下級生っぽくて、礼真琴とのコンビが上級生と下級生に見えていましたが、この作品でやっとコンビになれたという感じ。とはいえ色気がないので、成長もここまでが限界?ダンスが上手なのは認めるけど、いつまでも同じ色をまとっていてもしょうがないんじゃないか?と。
礼真琴にも言えますが、いちど「優等生」を脱ぎ捨てる必要があるでしょう。
瀬央ゆりあ・・・今や「星組の癒し系男役」として確立した感があります。
礼真琴との相性は同期だからいいし、変に肩肘張ってない所が見てて安心。
私もレグルス君の探偵事務所の居候になってもいいなと思うくらい、リラックスできそう。ショーでの立位置もそうだから気楽に見てられるなと。
だけど、結局ここが限界点かなと。
これ以上のカリスマ性とかキザりを期待してはいけないような気がします。あくまでも礼真琴がいて瀬央ゆりあがいるという事ですね。
有沙瞳・・・芝居では女優をめざす気が強い女の子を熱演。すっかり瀬央との相性がよくなって安心してみていられます。ショーにおいても真ん中に立って遜色なしの存在感。よくここまで・・・うんうん、嬉しい成長です。この先、女役として欠かせない存在になりますよね。
綺城ひか理・・・めぐり会いでやっとその存在感に気づいたというか。
この人、ガタイがよくて声がいいのね~~悪役ぴったりなのね~~星組に来たばかりの頃に比べると肩の力が抜けて自分なりの立ち位置を見つけた感じです。ショーでも舞空をリフトして力持ちぶりを発揮。もっと早くそういうのを見せて欲しかったわ。
天華えま・・・瀬央に次ぐ「癒し系男役」は天華えまです。筆の遅い作家先生ぴったりでストーリーテラー向きの声と顔です。でもショーになると妖しい雰囲気を見せたり、優しい彼氏になったりとわりと変幻自在なのがよいですね。
極美慎・・・まさか、礼真琴と婿選びで競う事になるとは思いませんでした。
大した出世ですし、それだけの華もあり・・・ああ、私、ジュディスになりたい。
ショーでも銀橋で堂々と歌っているし、天飛華音と組むとよいお兄様ぶりを発揮。元々持ってる二枚目がまだまだこれから花開きますね。
天寿光希・・・こんな事書くと姫が泣くかもしれないけど、天寿光希の男役人生は燃え尽きてるなと感じました。この先ずっと宝塚にいても英真なおきのコピーにしか見えないだろうなと思うし、天寿自体限界とか疲れとかそういうものを感じているんじゃないか。老け役への抵抗もありそうな気がするし。とすると、本当に惜しまれるうちが華ですよね。
ショーのエトワールでは東京宝塚劇場の空気を目いっぱい吸い込んで悔いなく歌おうという気概を感じ、「頑張って」って思いました。
第二の人生の方が長いのだし、下級生に沢山財産を残してくれたし。
音波みのり・・・「メイちゃんの執事」のメイを演じていた時は、絶対にトップになると思ったのに。人生とはわからない。でも歳を重ねるに従って大人の色気と上品さを両方兼ね備えた素晴らしい娘役になりました。
ショーでは礼真琴と組む時は本当に礼が嬉しそうな顔するので、それが見られなくなるのが残念です。
他には王様の朝水りょうがかっこよかったし、稀惺かずとと詩ちづるが可愛らしかったです。
何度でもリピートしたい芝居とショーでした。
連絡すれば良かったわ。
大劇場の千秋楽ライブ以上に
「パート3では無く 分る人には分かる
ルーチェの話にすれば良かったのに・・」と思いました。
研6でも分からない過去ストーリーを長々説明台詞
今の星組のめぐり会い・・で十分成立したと思います。
パート4なんて続編は不要かと・・(;^_^A
暴言かもしれないけど~私が思うに礼さんに抱かれて
サイズ的にも雰囲気的にも1番似合ってるのは音羽さん!
有紗さんは相手役なしで十分立っていられるスターさんになったと思います。
(王家に捧ぐ歌辺りから~~)
ショーで瀬央さん2番手ポジションに胸を熱くし
(特にファンではございません)
せり上がって来た極美さんの出世ぶりに驚き
天寿さんは良い花道を用意して貰えて幸せだった!・・と
一方的に(´艸`*)お別れして来ました。
とってもわかりやすくて。
私は大劇場のライブビューイングを見ました。
あの舞台とか衣装とか、スチームパンクというジャンルだそうで、見る前は私にもわかるのかと思ってましたが、お芝居でもショーでもトップさんが素敵で、礼さんを目で追ってました。映画館ですしね。
あの黄色い衣装、お似合いでしたね。
7月になりましたね。壁紙も素敵です。
ふぶき様、毎日暑いですけど、お体大切にお過ごしくださいね。